2021-07-07から1日間の記事一覧

お祓い

「祓え」とも言い、心身の穢れや罪、疫病や災厄を取り除く儀式です。 『古事記』で、 黄泉の国から帰ったイザナギが行った「禊」(みそぎ)が その起源とされています。 「禊」(みそぎ)とは、海水を用いて身を浄める所作の事です。 今でも、何か良くないこ…

御幣(ごへい、おんべい、おんべ)

「御幣」(ごへい)とは、祭祀で用いられる「幣帛」の一種で、 2本の「紙垂」(しで)を 「幣串」(へいぐし)と呼ばれる細い木や竹の棒に挟んだものです。 「幣束」(へいそく)とか「幣」(ぬさ)とも言います。 一般的な「御幣」(ごへい)は 細長い「紙…

斎竹・忌竹(いみだけ)

「地鎮祭」など、外で行われるお祭りの時に、 四隅に立てられる青竹のことを 「忌竹」(いみだけ)と言い、「斎竹」とも書きます。 外でお祭りを行う時には、 その場所に「神籬」(ひもろぎ)を立て、 そこへお祭りに由縁のある神様に降臨していただきます。…

神籬(ひもろぎ)

「神籬」(ひもろぎ)とは、 神様を迎え入れるための仮設の依り代のことを言います。 神社や神棚以外の場所で祀りを行う場合、 臨時に神を迎えるための依り代となるものです。 通例、青竹などで四方を囲み、 注連縄(しめなわ)を張り巡らし、 中央に榊を立…

玉串奉奠(たまぐしほうてん)

「玉串奉奠」(たまぐしほうてん)とは、 神社に昇殿して正式に参拝し、 玉串を神様にお供えする儀式のことです。 玉串料 服装 玉串の捧げ方 改まった参拝や、お宮参りや七五三、安産祈願、地鎮祭など、 神様へ「玉串」を奉って拝礼します。 玉串を神前に捧…

玉串(玉串)

「玉串」(たまぐし)は、みずみずしい榊の枝に、 紙垂(しで)や木綿(ゆう・麻のこと)を付けたものです。 神職や参拝者が神様に拝礼する時に捧げます。 地方によっては、榊の代わりに、 杉、樅、ヒバなど、 その土地とゆかりの深い植物の玉串が使われてい…

真榊(まさかき)

「真榊」(まさかき)とは、神事の場で祭壇の左右に立てる祭具です。 直立した棒の上に榊を付け、 緑・黄・赤・白・青の五色絹の幟(のぼり)のを垂らし、 向かって左側には「草薙剣」(くさなぎのつるぎ)を、 右側には「八咫鏡」(やたのかがみ)と「八尺…

人生儀礼とは

人生には、生まれてから死ぬまでの間、 成人、結婚や出産、還暦など 様々な節目があります。 そしてその人生の節目で、 お祝いをしたり、厄払いをする 「人生儀礼」(「通過儀礼」) が 古くから行われてきました。 「人生儀礼」には、 誕生・成年・結婚・病気・…

神饌(しんせん)

「神饌」(しんせん)とは、「御饌」(みけ)とも言って、 お祭りなどで神様に献上するお食事のことです。 神様にお食事を差し上げておもてなしをして、 そのお下がりを 参列した人達でいただく行為・「神人共食」が、 日本の祭りの特徴であるとも言われてい…