縁起木

桜(さくら)

卒業から入学の時期に咲く「桜」(さくら)は、 日本の春の花代表とも言える花で、 「国民に最も愛好され、 その国の象徴とされる花」とされる 「日本の国花」です。 桜の種類は600種以上 桜の基本情報 名前の由来 「木花之佐久夜毘売」(このはなのさくやび…

彼岸桜(ひがんざくら)

彼岸桜(ひがんざくら) 「緋寒桜」(ひかんざくら) 江戸彼岸(えどひがん) 桜はバラ科サクラ属(スモモ属)の落葉広葉樹で、 日本では固有種を含む10種の野生種を基本に、 変種を合わせると100種以上の自生種があり、 園芸品種は200種以上、 分類によっては…

連翹(れんぎょう)

春の訪れを教えてくれる 黄色い花を咲かせる木には、 蝋梅ろうばい、黄梅おうばい、金縷梅まんさく、三椏みつまた、山茱萸さんしゅゆ、 ミモザなどたくさんあります。 それらの中で最も色鮮やかなのは、 黄金の鈴のような花を枝一杯につける 「連翹」(れん…

ミモザ

ミモザ(アカシア) ギンヨウアカシア(銀葉アカシア) フサアカシア パールアカシア 三角葉アカシア 「ミモザ(アカシア)」に因む世界の3つのイベント オーストラリアの国花「ゴールデン・ワトル」 イタリアでは3月8日は「ミモザの日」 フランス「ミモザ祭…

木瓜(ぼけ)

「木瓜」(ぼけ)は、古くにChinaから渡来した、 バラ科の落葉低木です。 春を招く縁起の良い花とされ、 鑑賞庭木として植えられる他、 鉢植えや生垣、盆栽、切り花などとしても 広く親しまれてきました。 早春に他の花に先駆けて咲くことから、 花言葉は「先…

蝋梅(ろうばい)

まだ寒い早春に可憐な黄色の花を咲かせる 「蝋梅」(ろうばい)は、China原産の落葉低木です。 Chinaでは、早春に花をつける「蠟梅」は、 「梅」「山茶花」「水仙」を加えて 「雪中四友」(せっちゅうのしゆう)と呼び、 縁起の良い花とされています。 風水では…

金縷梅(まんさく)

名前の由来 縁起樹 「金縷梅」(まんさく)は、日本を原産地とし、 沖縄県を除く日本各地の山野に生息する マンサク科の落葉小高木です。 黄色い錦糸卵のような花が一斉に咲き、 葉が落ちている時期に花が咲くので、 花はとても目立ちます。 また、黄色の他に…

梅(うめ)

厳寒の中で、他の花に先駆けて咲く 香り高い「梅」は、 『万葉集』に多く詠まれるなど、 縁起の良い花として愛好されてきました。 梅の基本情報 縁起木 梅の歴史 梅見 梅=白梅 梅の別名・異称 春告草(はるつげぐさ) 初名草(はつなぐさ) 好文木(こうぶ…

辛夷(こぶし)

日本原産で、各地の山林に自生する モクレン科の落葉高木。 蕾が拳に似ているので、「辛夷」(こぶし)という 名が付けられたと言われています。 苞(ほう)の膨らみが筆に似ていることから 「木筆」とも書きます。 蕾を人の拳(こぶし)に見立て、 「握りこぶ…

柊(ひいらぎ)

「柊」(ひいらぎ)は、 モクセイ科の常緑小高木です。 葉に鋸の歯のような 鋭いギザギザした棘があることから 邪気を払う木として 庭や生垣に植えられてきました。 柊(ひいらぎ) 名前の由来 魔除けの効果 柊鰯 縁起木 クリスマスの「ヒイラギ」と節分の「…

縁起のいい赤い実「南天」(なんてん)

「南天」(なんてん)は、 濃い緑の葉に赤い実をつける常緑低木で、 冬でも濃い緑が茂っている様子や 赤い実をつけること、 「難転(難を転じて福となす)」に通じることから 「縁起木」とされてきました。 現在でも、縁起物や厄除けとして 「お正月飾り」に使…

榊(さかき)

神社でのお祭りはもちろんのこと、 神棚にも欠かせない「榊」(さかき)。 木に神と書いて「榊」という字を 見ても分かる通り、 「榊」は神道において 神と深い関わりのある神聖な植物です。 榊(サカキ)の基本情報 名前の由来 榊を神社で使う意味とは? 縁…

正月飾り(年木・幸木・新木)

正月飾りには様々な種類がありますが、 その中に、「年木としぎ」「幸木さいわいぎ」「新木にゅうぎ」という 余り聞き慣れないお飾りがあります。 それぞれどの様な物なのか説明します。 「年木」(としぎ) お正月に歳神(年神)をお迎えする為に 用意され…

裏白(うらじろ)

「裏白」(うらじろ)は、 「注連飾り」「門松」「鏡餅」など、 様々な「正月飾り」には欠かせない葉です。 冬ざれて辺りの野山が枯れ果てる中、 群落をなして青々と自生する ウラジロ科の大型多年生草本です。 斜面を覆うほどの繁殖力を持ち、 四季を通して…

福寿草(ふくじゅそう)

「福寿草」(ふくじゅそう)は、 旧暦の正月(2月)頃に咲き出すことから、 「元日草」(がんじつそう)「朔日草」(ついたちそう)、 「寿草」(ことぶきぐさ)と呼ばれ、 昔から縁起の良い植物として、 松や竹、梅などと一緒に 正月用の花として重宝されてき…

楪(ゆずりは)

「楪(譲葉)」(ゆずりは)は、 高さ5mから10mにもなる常緑樹で、 庭木や生垣に利用されています。 初夏に新しい若葉が出て伸びると、 古い葉は新しい葉の成長を見届けてから 夏から秋に後を譲るように落ちる様子が、 無事に代替わりすることに例えられ、 …

杉玉(すぎだま)

「杉玉」(すぎだま) 「杉玉」の発祥の地・大神神社 酒造りの神様 しるしの杉玉 日本酒と杉の関係 仕込みの道具 樽酒の樽 「杉玉」(すぎだま) 多くの酒屋や酒造の軒先には、 杉の葉を束ねて球状して整えた 「杉玉」(すぎたま)を吊り下げられています。 …

金木犀(きんもくせい)

金木犀とは 金木犀の仲間 日本では比較的新しい植物 金木犀は植えてはいけない 縁起の良い木 関連事項 金木犀とは 秋風に乗って漂う甘い香りを漂わせる 花樹の「金木犀」(きんもくせい)は、 China・桂林が原産と言われる モクセイ科モクセイ属の常緑樹です。…

雨降花(あめふりばな)

梅雨の季節になると、 雨の中で美しく咲く花々を、 日本人は「雨降花」(あめふりばな)と呼んで 愛でてきました。 「雨降花」(あめふりばな)と呼ばれる花は 沢山あります。 七十二候「乃東枯」の「乃東(靭草)」、 七十二候「菖蒲華」の 「菖蒲(アヤメ…

鳴門柑(なるとかん)

「鳴門柑」(なるとかん)とは、 兵庫県淡路島の特産のみかんのことです。 幻の柑橘「鳴門柑」 「鳴門柑」の特徴 「鳴門柑」歴史 幻の柑橘「鳴門柑」 「鳴門柑」(なるとかん)は、 兵庫県淡路島特産の晩生柑橘です。 「鳴門オレンジ」や「鳴門みかん」、 「…

仏教三大聖樹

仏教の「三大聖樹」(さんだいせいじゅ)とは、 「無憂樹」 (むゆうじゅ)、 「菩提樹」 (いんどぼだいじゅ)、 「沙羅双樹」(さらそうじゅ)のことで それぞれの樹には、お釈迦さまと関係の深い エピソードがあります。 お釈迦様が生まれた所にあった木…

たけのこ

「たけのこ」は、成長が早く、 天に向かって真っすぐ伸びることから、 「子供がすくすく成長するように」とか 「将来の出世を願って」という意味がある 縁起物です。 たけのこ 筍?竹の子? 「筍」 「竹の子」 縁起物の「たけのこ」 真っ直ぐに伸びる 成長が…

誕生木

12月の誕生木「樅」(もみ) 木言葉 慈愛、寛容、 あなたは愛されている 一年の内で人々が一番優しい、慈愛に満ちた気持ちになれるクリスマス。 その飾りつけの主役クリスマスツリーとして欠かせないのがモミです。 サンタクロースの起源とも言われる聖ニ…

金のなる木

「金のなる木」は南アフリカ原産で、 ベンケイソウ科クラッスラ属の多肉植物です。 「花月」(かげつ)とか「華花月」(はなかげつ)などの俗名を持ちます。 乾燥や低温の環境にもよく適合するため、 初心者でも比較的育てやすい植物の一つで、 挿し葉や挿し…

烏瓜(からすうり)

「烏瓜」(からすうり)は、日本の山野に自生する ウリ科の蔓性多年草です。 「烏瓜」(からすうり)の名前は カラスが食べるからだと言われていますが、 鳥がこの実を食べているところを見たことは ありません。 「烏瓜」(からすうり)の葉が大きくて 生育…