縁起物

立涌(たちわき、たちわく)

「立涌」は 「たちわき」とか「たちわく」とも呼ばれ、 2本の曲線を用いて 水蒸気がゆらゆらと涌き立ち昇っていく様子を表す 「有職文様」のひとつです。 古代Chinaから伝来した唐草文様の一種が、 平安時代の和風化とともにこの形になったとの説もあります。…

蜀江(しょっこう)

「蜀江」という名前は、 Chinaの三国時代に、 魏、呉と共に三国時代を形成した蜀(しょく)にあった 「蜀江」という河の名前に由来しています。 「蜀江」は、 現在の四川省・成都付近を流れる揚子江上流にあった河で、 古くから良質な絹織物の産地として知ら…

青海波(せいがいは)

「青海波」は 水面に見える波頭を幾何学的に捉えて文様化したもので、 エジプトやペルシャを始めとして 世界各地で見られる文様です。 日本でも古くは埴輪の着物の内に見られますが、 意外なことに水を意味する文様として描かれ始めるのは 鎌倉時代からです…

七宝(しっぽう)

同じ大きさの円を円周の4分の1ずつ重ねていく文様で、 有職文様では「輪違」(わちがい)と呼びます。 光を表す菱のような形と、花びらのような形の組み合わせが見えるという 仕掛けになっています。 「七宝」とは仏教の用語で七つの宝物を示す言葉であり…

亀甲(きっこう)

亀は「鶴は千年、亀は万年」という言葉があるように、 長寿吉兆の縁起の良いものとされてきました。 「亀甲」とは亀の甲羅のことです。 亀の甲を焼いてそのひび割れの方向で占いをし、 神の意と考えていました。 また「亀甲文様」は 正六角形(亀の甲)を上…

石畳(市松)

形や大きさの同じ文様が、地と交互に入れ替わる模様構成を 「入替り文様」と言います。 「石畳(甃)文様」もその一つで、 一般的には、色の違う正方形を上下左右に敷き詰めた格子状の文様、 いわゆるチェック柄と同様の模様です。 平安時代には細かい「石畳…

鱗(うろこ)

「鱗文様」は「入れ替わり文様」を代表する文様であり、 正三角形または二等辺三角形を連続して配した文様です。 三角形と三角形を四方に連ねると、 その頂点が接することで、三角形の間に新たな三角形が出来ます。 三角形の連続する様子を魚や蛇の鱗に見立…

麻の葉

「麻の葉」(あさのは)は正六角形の幾何学文様で、 6個の三角形を組み合わせ、それを四方に繋ぎ合わせたもので、 形が大麻の葉に似ていることから、この名が付けられたと言われています。 文様そのものは古くからあり、 平安時代の仏像にも「雁金技法」に…

背守り(せまもり)

「背守り」とは、乳幼児の上衣の背につけるお守りのことを言います。 昔の人は「目」には魔除けの力があると信じており、 「背縫」いの「縫い目」にも 背後から忍び寄る魔を防ぐ力があると考えていました。 ところが、赤ちゃんが着る着物は背の部分が一枚布…

風鈴(ふうりん)

日本の夏の風物詩として根付いている「風鈴」。 風が吹く度に、チリンチリンと鳴る、軽やか風鈴の音 耳にするだけで本当に涼しくなった気がするのですから、 不思議です。 今は涼しさの演出として飾られる「風鈴」ですが、 元々は「魔除け」のために 吊るさ…

土鈴(どれい)

「土鈴」(どれい)は、 縄文時代から粘土を焼いて作られているほど 歴史の古い縁起物です。 いつの頃からそうなったかは定かではありませんが、 「厄除け」とか「魔除け」のお守りとされてきました。 「土鈴」とは 「土鈴」の起源 土鈴の種類 鈴の音 「土鈴…

ビリケンさん

ビリケンさんの元祖は、 今から百年程前に、米国の女性芸術家、 フローレンス・プリッツという女性が、 夢に出てきた不思議な人物をモデルに作ったものです。 当時の米大統領のウィリアム・ハワード・タフトの ウィリアムの愛称「ビリー」に、 小さいを表す…

福助人形(ふくすけにんぎょう)

裃をつけて正座をし、おじぎをする ちょんまげ頭の男性の人形「福助人形」。 江戸時代(1603年~1868年)の 中期頃に作られ始めたと言われています。 「福助人形」は縁起の良い人形で、 「商売繁盛」「千客万来」「出世開運」「福徳招来」 「長寿」「幸福」…

達磨(だるま)

「だるま」は昔から、 七転び八起きの縁起物として親しまれてきました。 目無しのものに片目を書き入れ、 願いが叶った際に、両目を入れる達磨は、選挙などでお馴染みです。 これは片目を墨で黒くすると 達磨が人に代わって苦労してくれるとする考えによるも…

赤べこ

「赤べこ」は福島県会津若松市の郷土玩具です。 その頭にちょこんと触れれば、 ゆらゆらと揺れる姿が可愛らしい 張り子で作られた赤い牛の縁起物です。 古くは「厄除け牛」や「幸運の牛」と呼ばれ、 魔除けや疫病除けの縁起物として 会津の人々に親しまれて…

招き猫

「招き猫」は古来より、 開運招福や千客万来、商売繁盛をもたらす縁起の良い置物として、 多くの日本人に愛用されてきました。 招き猫の種類は様々で、それぞれにご利益も異なります。 歴史 招き猫の種類 招く手の高さ 招き猫の色とご利益 三毛猫は幸運を呼…

菖蒲(しょうぶ)

「端午の節句」は「菖蒲の節句」とも呼ばれ、 現在では「こどもの日」に制定されており、 更に「薬の日」でもあります。 飛鳥時代には野山で「薬猟」(くすりがり)と呼ばれる 野草摘みの行事が行われていました。 菖蒲 「菖蒲」「花菖蒲」「カキツバタ」「…

狛犬(こまいぬ)

神社を参拝すると、参道の両脇や本殿の前などに、 一対で置かれた石製の「狛犬(高麗犬・胡麻犬・駒犬)」を 見かけます。 「狛犬」は、邪気を祓い、神前を守護するものの一つです。 石製のものを多く目にしますが、 屋内に置かれるものは木製が多く、 この…

福来雀・福良雀(ふくらすずめ)

日本の夏の風物詩「金魚」は、縁起の良い魚です。 金魚を飼うだけでなく、 金魚をモチーフにしたお守り、金魚グッズなどを携帯したり、 絵や写真を見るだけでも効果があると言われています。 平安時代になると、それまでの異国的なものから 日本的なものを好…

金魚

日本の夏の風物詩「金魚」は、縁起の良い魚です。 金魚を飼うだけでなく、 金魚をモチーフにしたお守り、金魚グッズなどを携帯したり、 絵や写真を見るだけでも効果があると言われています。 歴史 「金魚」の名前の由来 金運アップのための金魚の色と数は(…

金のなる木

「金のなる木」は南アフリカ原産で、 ベンケイソウ科クラッスラ属の多肉植物です。 「花月」(かげつ)とか「華花月」(はなかげつ)などの俗名を持ちます。 乾燥や低温の環境にもよく適合するため、 初心者でも比較的育てやすい植物の一つで、 挿し葉や挿し…

烏瓜(からすうり)

「烏瓜」(からすうり)は、 日本の山野に自生するウリ科の蔓性多年草です。 「烏瓜」(からすうり)の名前は カラスが食べるからだと言われていますが、 鳥がこの実を食べているところを見たことはありません。 「烏瓜」(からすうり)の葉が大きく生育旺盛…

朝顔(あさがお)

夏に咲く花の代表「朝顔」は縁起物としても知られています。 「牽牛子」(けんごし) 東京入谷の鬼子母神「入谷朝顔まつり」 園芸ブーム 第一次朝顔ブーム 第二次朝顔ブーム 明治期以降 「牽牛子」(けんごし) 「朝顔」は、奈良時代にChinaから伝わった外来…

桜(さくら)

桜(さくら)は卒業から入学の時期に咲く、 日本の春の花代表とも言えるような樹木です。 「国民に最も愛好され、その国の象徴とされる花」とされる 「日本の国花」でもあります。 桜は種類が多く、自生している種類だけでも15種類位あります。 園芸用に品種…

桜の文様

桜の花が観賞されるようになったのは平安時代ですが、 貴族達はそれまでの「梅」に加えて「桜」を愛でるようになり、 文学や美術にも登場します。 当時の桜は「山桜」で、文様もそれを意匠化したものですが、 次第に「八重桜」や「枝垂桜」など種類が増え、 …

榊(さかき)

神社でのお祭りはもちろんのこと、神棚にもは欠かせない「榊」。 字を見ても分かる通り、木に神と書いて「榊」と言う程、 「榊」は神道において神と深い関わりのある神聖な植物です。 榊(サカキ)の基本情報 名前の由来 榊を神社で使う意味とは? 縁起が悪…