贈答・手紙

余寒見舞い

「立春」になると「寒」は明け、 暦の上では「春」を迎えてはいるものの、 まだ残る寒さを「余寒」(よかん)と言います。 「春寒」(はるさむ)や「春浅し」(はるあさし)もほぼ同様の内容です。 www.linderabell.com 「立秋」後の暑さを 「秋暑」(しょう…

寒中見舞い

「寒中見舞い」は、厳しい寒さの時期に 親戚や友人、知人などを気遣うために出す 手紙のことです。 「寒中見舞い」は、元々は、 「暑中見舞い」と同じような 季節の挨拶状でしたが、 喪中のため年賀状を出せなかった場合や、 最近では松の内(1月7日)までに…

お歳暮(おせいぼ)

「お歳暮」は、一年の締めくくりとして、 一年間の感謝を伝えるとともに、 「翌年のお付き合いも引き続きお願いします」という意味を込めて贈るものです。 「お歳暮」だけ贈るケースもあるので、 「お中元」より大切にされていると 言えるかもしれません。 …

引っ越し蕎麦

「引越し蕎麦」は 江戸時代中頃に江戸を中心に行われていた、 引越しの挨拶品として、 「蕎麦」や「蕎麦切手」という商品券を 向こう三軒両隣と大家さんに配っていた風習の 名残りと言われています。 東京を中心とした関東では、 昭和の初め頃まではよく行わ…

お中元

夏のご挨拶である「お中元」は、 道教の年中行事である「中元」が 起源とされています。 三元 日付(旧暦) 日付(新暦) 神徳 上元 1月15日 2月上旬~3月上旬 賜福(福を与える) 中元 7月15日 8月上旬~9月上旬 赦罪(罪を赦す) 下元 10月15日 11月上旬~…

「暑中見舞い」と「残暑見舞い」

「暑中見舞い」 暑中見舞いの起源や由来 暑中見舞いを出す時期 残暑見舞い 文例集 喪中の場合は? 「暑中見舞い」「残暑見舞い」への返事 「残暑見舞い」の時期も過ぎてしまったら 「暑中見舞い」 「暑中見舞い」とは、暑さが厳しい時期に、 普段なかなか会…

お年玉

子供達にとって、 お正月にもらう「お年玉」は楽しみの一つです。 最近では、お盆にもお金をあげる「お盆玉」の習慣も 徐々に広がりをみせているそうです。(ヒエ~ッ!) 古くお年玉は現在のようにお金ではなく「丸餅」でした。 「お年玉」は元々、魂が宿っ…

開店祝い・開業祝い

門出を祝福するとともに、繁盛・発展を祈り励ますことが、 「開店祝い」「開業祝い」の大きな意味です。 前日までに送っておくと、当人の自信や励みに繋がります。 但し、テナントなどに入る場合は、 入居日との兼ね合いがあるので、注意が必要です。 披露パ…

お見舞い

病気やケガで入院・療養している人を慰め、励ますのが 「お見舞い」です。 そもそも「見舞う」とは 「入院見舞い」のタイミングはお相手を第一に考えよう 病気見舞い・入院見舞いの品を選ぶポイント 病気見舞い 定番に潜むタブーな贈り物 水引き、熨斗は「な…

引出物(ひきでもの)

「引出物」(ひきでもの)とは、結婚式など様々な祝宴において、 招いたお客に対して贈るお土産です。 足を運んでくれたお客様への感謝と、 お客様の家族へのお祝いのお裾分けと言う意味が込められています。 引出物とは 引出物の歴史 引出物の品数 友人、親…

引菓子(ひきがし)

「引菓子」には、結婚式に参加してくれたゲストへの 「ご家族へのお土産」という意味があります。 結婚式の引き出物や縁起物と一緒に渡すのが一般的です。 引菓子とは 引菓子の歴史 引菓子の相場 引き菓子を選ぶポイント 日持ちするものを選ぶ 小分けになっ…

手土産(てみやげ)

日本人はお土産をもらうのはもちろんですが、 お土産を買うことが好きな人も多いです。 みやげの語源 手土産の渡し方 玄関で渡す 部屋で手土産を渡す 渡す時の注意点 みやげの語源 「お土産を買うという習慣」は、1000年以上前からあります。 「みやげ」…

お裾分け(おすそわけ)

「お裾分け」は「お福分け」とも呼ばれるように、 頂いた幸せを近隣の人々で分かち合うという意味があります。 都市部では余り見られなくなりましたが、 近所付き合いが大切にされている地方では、今も盛んです。 お裾分けの作法には、 かなり地域差がありま…

お返し

人付き合いにおいて、お礼やお返しは基本的な礼儀です。 しかし、その名目によって、 お返しをするべきかどうかは異なってきます。 例えば、中元や歳暮には、お返しは不要とされています。 中元や歳暮は本来、盆や正月の先祖への供物だからです。 仕事関係で…

水引(みずひき)・熨斗(のし)

かつて贈り物には、水引や熨斗を付けるのがしきたりでした。 その歴史は室町時代まで遡ります。 「水引」は、 婚礼用の祝儀樽に細い注連縄を掛ける習わしがあることから、 元々は神事用の酒や食品を贈るのに付けられたものが 一般的な贈り物にまで広まったと…

内祝(うちいわい)

「内祝」(うちいわい)は 本来、「身内のお祝い」という意味です。 内祝とは 内祝いの種類 結婚内祝い 出産内祝い 初節句内祝い 新築内祝い 開店、開業内祝い 快気祝い(快気内祝い) 内祝とは 自分の家でおめでたいことがあった時に、 親戚や近所の人など…

入園祝・入学祝

地縁・血縁が薄れつつある現代では、 伝統的な子供成長に関する儀礼よりも、 入園・入学・卒業の方が重視される傾向にあります。 子供にとって入園・入学は、 社会生活(集団生活)に旅立つ第一歩です。 祝福し、激励し、新しい友達との出会いの大切さを教え…

結婚祝い

「切る」「割る」「壊れる」を連想させる 刃物、ガラス製品、皿、スリッパは、 結婚祝いの贈り物に相応しくないと言われます。 ご祝儀の場合は、 「汚れる」「折る」という言葉を忌み嫌うことから、 新札を使用します。 4万円あるいは9万円という金額も縁…

新築祝い

「新築披露」は、 家が全て完成し、家具調度品など内外の整理が終わってから行います。 披露が目的なので、 外観も見てもらえるように明るい昼間が良いでしょう。 お客様に見て頂きたいところを解放しましょう。 あくまでも「内祝い」なので、おもてなしは盛…

退職祝い

長く務めた職場を、定年やそれに近い年齢でリタイアする場合、 誰の胸にも、きっと去ることの淋しさが去来することでしょう。 退職祝いは、長年の労を心からねぎらい感謝し、 新たな生活のスタートを温かく祝福するものです。 一般的なマナーにおいて渡すタ…

祝い酒(いわいざけ)

日本酒は、 元々古代に神様へのお供え物として造られたのが起源と言われ、 現代でも、おめでたい席や神聖な場では、 伝統的に日本酒が用いられています。 「お清め」としても使われる日本酒は、 新たな人生の門出にピッタリの贈り物と言えるでしょう。 折角…