小豆粥(あずきがゆ)・望粥(もちがゆ)・桜粥(さくらがゆ)

粥(縁起の良い食べ物) 正月十五日に行われる「小正月」には、 小豆を入れた「小豆粥」(あずきがゆ)を食べる 習慣が今も残っています。 小豆粥 粥杖(かゆづえ) 粥柱(かゆばしら) 「粥占」(かゆうら) 小豆粥の作り方 小豆粥 「小豆粥」は、1月15日に…

小正月をめでたく彩る「餅花」

「餅花」(もちばな)とは、「小正月」に、 ヤナギ・ヌルデ・エノキ・ミズキなどの 木の枝に、小さく切った餅や団子を刺して 飾った縁起の良い飾り物です。 年頭に豊作や幸福を祈願する 「小正月」の行事のひとつとされています。 その土地の風習によって 飾…

書初め(かきぞめ)

書の上達を願い、1月2日に書をしたためる 「書初め」。 「書初め」の起源は平安時代のの宮中における 「吉書の奏」(きっしょのそう)です。 「吉書の奏」(きっしょのそう)とは、 改元・代替わり・年始など、 物事が改まった節目に、 天皇に文書を奏上す…

香川県「おいり」

「おいり」とは、ピンク・赤・黄・緑・白・ 紫・青の七色がカラフルで可愛らしい、 もち米で作った丸くて可愛らしいお菓子です。 香川県の西讃では、 昔から結婚式で配られてきた縁起物です。 「おいり」がきれいだと、 お嫁さんも美しいと言われています。 …

初薬師(はつやくし)

毎月8日と12日は、薬師如来の縁日です。 1月8日は、新年初めての特別な縁日です。 医者を意味する「薬師」を名前に持つ この仏様には、 病気や傷を治し、寿命を延ばす 御利益があるとされることから、 この日、各地の薬師如来を祀る お寺では法会が行われ、 …

成人の日

一生に一度の晴れの日、 「成人式」は人生で重要な節目です。 そんな大切な日である「成人式」を 今のようにお祝いするようになったのは いつ頃からなのでしょうか。 現在の「成人式」の由来 1月15日 1月の第2月曜日 令和6(2024)年の「成人式」 通過儀礼とし…

寒中見舞い

「寒中見舞い」は、厳しい寒さの時期に 親戚や友人、知人などを気遣うために出す 手紙のことです。 「寒中見舞い」は、元々は、 「暑中見舞い」と同じような 季節の挨拶状でしたが、 喪中のため年賀状を出せなかった場合や、 最近では松の内(1月7日)までに…

出初式(でぞめしき)

「出初式」(でぞめしき)の歴史は、 江戸時代の万治2年1月4日(1659年2月25日)に時の老中 稲葉伊予守正則が 定火消総勢4隊を率いて、上野東照宮で 「定火消」によって顔見せの儀式 「出初」を行い、気勢を上げたことが 由来とされています。 これは、その2…

水天宮(すいてんぐう)

「安産祈願」で知られる 「水天宮」(すいてんぐう)は、 福岡県久留米市の水天宮(久留米水天宮)を 総本宮とする、日本全国にある神社です。 「水天宮」は水及び子供に縁の深い神社であり、 水には「流し出す」作用があり、 このことから、安産・病気治癒・…

縁起のいい赤い実「南天」(なんてん)

「南天」(なんてん)は、 濃い緑の葉に赤い実をつける常緑低木で、 冬でも濃い緑が茂っている様子や 赤い実をつけること、 「難転(難を転じて福となす)」に通じることから 「縁起木」とされてきました。 現在でも、縁起物や厄除けとして 「お正月飾り」に使…

厄年(やくどし)

「厄」という言葉には、 災厄や不幸を表す意味が含まれるように、 「厄年」の歳には、 身体に支障を来す 思いがけない事故に遭遇する 順調に進むはずの事が悪転する ・・・・など、良くない事が起きるとされて 忌まれてきました。 「厄年」の歴史は長く、 平…

三日とろろ

南東北や関東甲信越地方では、 1月3日に一年の健康を願って 「とろろ汁」や「とろろご飯」をいただく 習わしがあります。 (1月4日に「とろろご飯」を食べる「四日とろろ」と 呼ぶ地域もあるそうです。) 山芋をすりおろした「とろろ」には、 胃腸を整えたり、 滋…

年明けうどん(としあけうどん)

「年明けうどん」とは、昔から長寿を祈る 縁起物でもある「純白のうどん」に 「紅」を添えた、紅白のめでたいうどんを 年の初め(1月1日~15日)に食べることで、 その年の幸せを願うものです。 「年明けうどん」とは、 「うどん県」の食文化を活かして、 本…

屠蘇(とそ)

「お屠蘇」(おとそ)は、お正月に 無病長寿を願って頂く香り高い薬酒のことです。 現代では「お屠蘇」は、 単に日本酒のことを言う場合もありますが、 本来、「お屠蘇」とは、「屠蘇散」(とそさん) または「屠蘇延命散」(とそえんめいさん)と言い、 肉桂…

買い初め(かいぞめ)・初買い

新年の最初の買い物が、 「買い初め(初買い)」です。 仕事始めとして、 「初売り」や「初荷」がある1月2日。 目玉の一つは「福袋」で、 一年の運試しの意味合いもあります。 「福袋」の由来 「福袋」の起源 「福袋」の由来 「福袋」は、「七福神」のお一人で、…

初竈・初炊ぎ・俎始(はつかまど・はつかしぎ・まないたはじめ)

元日に初めて竈を焚くことを 「初竈」(はつかまど)と言います。 火や竈の神様に 水を上げたり、塩で浄めたりして、 一年の火の用心を祈ります。 新年最初に飯を炊くことを 「初炊ぎ」(はつかしぎ)と言います。 元日の朝はお雑煮を頂くので、 元日の夜か2…

若水(わかみず)

「若水」は、元日の早朝に 井戸から水を汲んで神棚に供えることです。 またその水のことも「若水」と言います。 邪気を除くと信じられ、神聖視して、 「初穂水はつほみず」「福水ふくみず」「宝水たからみず」「黄金水こがねみず」 などとも呼ばれています。…

お雑煮(おぞうに)

「お雑煮」は、歳神様(年神様)にお供えした 「餅」のご利益を頂戴するために、 年神様(歳神様)の魂が宿った「餅」を 野菜や鶏肉、魚介などと一緒に煮込んで作る、 お正月には欠かせない料理です。 お雑煮の由来 お雑煮 餅 お餅の意味 汁 具材 珍しいお雑…

初子(はつね)

「初子」(はつね)とは、 その年の初めての 「子」(ね)の日のことを言います。 この日、大黒天をお祀している社寺では 「初子祭」(はつねさい)という縁日が行われ、 初詣の人々で賑わいます。 「大黒天」は福徳や財宝を与える福の神です。 「大黒」の「だいこ…

若火・若火迎え

新年の行事として、大晦日に歳神様の祭壇に 供える灯明の火種となる新しい火を起こし、 福茶や雑煮を作る竈の火を焚くための 神聖な火を迎える「若火迎え」という行事が ありました。 昔は、大晦日の夜に 神社で大きな篝火(かがりび)を焚いたり、 民家でも…

達磨(だるま)

「だるま」は昔から、七転び八起きの 縁起物として親しまれてきました。 目無しのものに片目を書き入れ、 願いが叶った際に、両目を入れる達磨は、 選挙などでお馴染みです。 これは片目を墨で黒くすると 達磨が人に代わって苦労してくれるとする 考えによる…

榊(さかき)

神社でのお祭りはもちろんのこと、 神棚にも欠かせない「榊」(さかき)。 木に神と書いて「榊」という字を 見ても分かる通り、 「榊」は神道において 神と深い関わりのある神聖な植物です。 榊(サカキ)の基本情報 名前の由来 榊を神社で使う意味とは? 縁…

誕生色

「誕生色(バースデーカラー)」とは、 占いの一種です。 有名な占星術師のミシェル・バーンハート氏が 「色彩理論」と「占星術」を 組み合わせて作った「カラーストロロジー」が 始まりだそうです。 日本では、和の色彩学、気学その他を応用し、 「誕生色」…

手締め(てじめ)

「手締め」(てじめ)とは、 物事が無事に終わったことを祝い、 掛け声とともに打つ手拍子で、 「手打ち」とも言います。 祭りや冠婚葬祭などの式典、 商談や株主総会などの終わりに行われますが、 元々は約束・和解の成立や神前での 誓約のしるしでした。 …

お節料理

「おせち料理」の「おせち」とは、 「御節供」(おせちく)を略したもので、 元々は季節の節目となる「節日」(せちび)に 神様の供える食べ物のことでした。 「節日」(せちび)とは、 「元日」と「五節句」 (人日・上巳・端午・七夕・重陽)のことで、 おせち…

納めの不動

「縁日」とは、御本尊としている高僧や神仏の 降誕日や命日など縁のある日を指します。 神仏との繋がりを持つために、 この日にお参りをすると普段よりも たくさんの徳を得られるとされているため、 昔から「縁日」にはたくさんの人々が訪れます。 linderabel…

正月飾り(注連縄・注連飾り)

正月飾りの「注連縄」「注連飾り」 「注連縄」の種類 注連縄 注連飾り 牛蒡注連+前垂れ 玉飾り 輪〆、輪飾り 家庭で注連飾りを飾る場所 正月飾りを飾る時期 正月飾りを片付ける時期 正月飾りの処分方法 家庭ごみとして処分したい時 正月飾りの「注連縄」「…

正月飾り(門松・かどまつ)

日本人にはお馴染みの「正月飾り」と言えば、 松や竹を筵で包み、荒縄で結んだ 「門松」「松飾り」ではないでしょうか。 「年神様(歳神様)」がおいでになるための 目印です。 常緑の松は「神様が宿る木」であり、 神様をお待ちするのに相応しいと考えて、 平安…

初詣(はつもうで)

新しい年になって初めて寺社にお参りに行って、 新しい一年の幸せを祈願することを 「初詣」(はつもうで)と言います。 「初参り」(はつまいり)と呼ぶこともあります。 お正月の「三が日」や「松の内」、 遅くても1月中には「初詣」に行くという方が 多い…

初正月(はつしょうがつ)

「初正月」(はつしょうがつ)とは、 誕生して初めて迎えるお正月を言います。 男の子の初正月祝い 「破魔弓」「破魔矢」 女の子の初正月祝い 「羽子板」 羽子板市 最近では「初正月」を 派手に祝わなくなりましたが、 昔は正月を迎える毎に 一つ年を取るとい…