金のなる木

「金のなる木」は南アフリカ原産で、
ベンケイソウ科クラッスラ属の多肉植物です。
「花月」(かげつ)とか「華花月」(はなかげつ)などの俗名を持ちます。
 
乾燥や低温の環境にもよく適合するため、
初心者でも比較的育てやすい植物の一つで、
挿し葉や挿し芽で、
簡単に増やすことが出来ます。
 
 
大株になると花を咲かせ、
星形の小さな白い花かピンク色の花が
密集して咲きます。
 
日本に伝わったのは
昭和初期と言われていますが、
戦後、ある農家が
新芽に5円玉を通してそのまま成長させ、
枝に5円玉が実ったような状態にして
「金のなる木」として売り出したところ、
大流行しました。
これが「金のなる木」と呼ばれるように
なった由来とされていますが、
「金(GOLD)」の産地である
南アフリカ原産であるためとか、
葉の形が小判に似ているため、
といった諸説もあるようです。

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