「忌み数」(いみかず)とは、
不吉であるとして忌避される数のことです。
単なる迷信とされる場合もありますが、
心理面、文化面で少なくない影響を及ぼすこともありますから、
使用しないほうがいい場面も多くあります。
一般に、数字そのものよりも、
そこからの語呂合わせや、
数から連想されるものが嫌われる理由になっているようです。
例えば、偶数は割り切れることから、
「別れる」「切れる」に通じ、
祝いの席では嫌われます。
逆に、3は「満つ」に通じるとして喜ばれます。
ホテルの部屋番号などで「4」や「9」を
「死」や「苦」に通じるとして嫌われるのも
このような語呂合わせの発想です。
また、一本花、一膳飯などは、
葬式を連想させるとして日常では嫌われます。
葬式と同じと言う条件が1という数をタブーにする訳です。