初竈・初炊ぎ・俎始(はつかまど・はつかしぎ・まないたはじめ)

 
元日に初めて竈を焚くことを
「初竈」(はつかまど)と言います。
火や竈の神様に
水を上げたり、塩で浄めたりして、
一年の火の用心を祈ります。
 
 
新年最初に飯を炊くことを
「初炊ぎ」(はつかしぎ)と言います。
元日の朝はお雑煮を頂くので、
元日の夜か2日になります。
地方によっては、
年越しから3日ないし7日まで、
囲炉裏の火種を絶やさないようにする
風習があるそうです。
千葉では年越し料理を頂いた後、
年越しの夜にご飯を炊く習わしがあります。
福岡や鹿児島では、2日食べる初炊ぎのご飯を
「若飯」(わかめし)と言います。
 
 
正月の三が日には炊事をせず、
日持ちする「お節料理」を頂きながら、
家庭でのんびり過ごす習慣があります。
とはいえ、時には台所に立たなければならないこともあります。
新年最初に包丁を握り、
まな板(俎板)を使うことを
「俎始」(まないたはじめ)と言います。
 

f:id:linderabella:20201213093232j:plainf:id:linderabella:20201227110722j:plain