結婚式の控室や出産祝いの席など、
おめでたい場所で飲むことが多い「桜茶」。
湯飲みに浮かぶピンクの花びらがとてもかわいいですよね。
桜茶とは
「桜茶」とは、桜の花の塩漬けにお湯を入れて作った飲み物です。
「桜湯」とも呼ばれ、江戸時代から飲まれてきたと言われています。
塩漬けされた桜の花びらをコップに入れてお湯を注ぐと、
花びらが開いてお湯が薄いピンク色に染まります。
花が満開に開く桜に見立て、お湯を入れて花開く姿や
桜の香りも心地良いことから、
縁起が良いとおめでたい場所で飲まれるようになりました。
江戸時代、お見合いや結納、婚礼といった大切な祝いの席では
「お茶を濁す」「茶々を入れる」という意味に繋がることから
「お茶を飲むこと=縁起が悪い」とされていましたので、
そこで登場したのが「桜茶」だったのです。
桜茶の入れ方
<材料> 1人前(200mlのカップ)
- 桜の塩漬け :2個
- (塩抜き用)お湯 (40℃):大さじ3
- お湯 :150ml
<作り方>
1.ボウルに塩抜き用のお湯、桜の塩漬けを入れ、
箸で振りながら塩を落とし、5分程度置きます。
2.カップに水気を切った1.の桜の塩漬け、お湯、
1.の塩抜きをしたお湯を小さじ1程入れたら
完成です。