「新築披露」は、
家が全て完成し、家具調度品など内外の整理が終わってから行います。
披露が目的なので、
外観も見てもらえるように明るい昼間が良いでしょう。
お客様に見て頂きたいところを解放しましょう。
あくまでも「内祝い」なので、おもてなしは盛大な宴席よりも、
軽食、お酒、おつまみ程度でいいのではないでしょうか?
日時が決まったら招待状を出しましょう。
新築して引っ越した時の挨拶回りには、
家庭で手頃に使っていただけるものが良いでしょう。
初めての土地に引っ越してきた時の挨拶回りには、
「おそばに参りました」という意味から
「蕎麦」を贈ることがあります。
贈る際の包装は外から名前が分かるように、
「外熨斗」の包装にすると良いでしょう。
一方、今までの家のご近所の方にも、お世話になったお礼の挨拶をします。
贈る品物は、菓子、紅茶、コーヒー、タオルなどのものが多いようです。
この時、特に親しかったお宅には、引っ越し先の住所などを持参して、
「何かありましたら、宜しくお願いします」と依頼しておくといいでしょう。
新築の披露に招待されたら、祝いの品を前日までにお届けします。
贈られた側は、披露の当日、目につく所に飾っておき、
感謝の気持ちを伝えます。
当日持参する場合は、
他の人の目につかないよう、そっと渡すようにします。
祝いの品としては、
新居に相応しいもの、相手が必要としているものなどを選びましょう。
家具、インテリア、台所用品など、「住」に関わるものが一般的ですが、
好みがよく分からない場合は、現金やギフト券、酒などが無難です。
親しい間柄なら、希望を聞いておくと選びやすいでしょう。
ライターやストーブなど、
火に関係するものは火事を連想させますので、
贈るのはタブーです。
また、披露当日の会話でも、
火、煙、燃える、壊れる、傾くなどの
忌み言葉を使わないよう注意しましょう。