天津日子根命(あまつひこねのみこと)

天照大御神と須佐之男命の「誓約」(うけい)で誕生した五皇子の一柱。
各地の有力な氏族の祖神様。
 
 

どんな神様

誓約(うけい)
天照大御神と須佐之男命の「誓約」で、「宗像三女神」が生まれた後、
次に須佐之男命が天照大御神の勾玉の髪飾りを噛み砕いて吹き出すと、
五柱の男神が生まれます。
この時、縵(かずら)に巻いていた玉から生まれたのが
天津日子根命(あまつひこねのみこと)です。
物実(ものざね)の持ち主である天照大御神の第三子とされます。
 
 
 
龍神・雨乞いの神
天津日子根命は多度大社の祭神で、風の神(台風の神)であり、
雨乞いの神としても知られています。
また、その本来の姿は一つ目の龍神であるとも言われています。
多度大社の伝承の中には太古の昔、
多度大社の背後にある多度山には
一つ目の竜が住んでいたという話が残っていて、
その伝承から
「天津日子根命=一つ目の龍神」という話が出来たと考えられています。
後にその一つ目の竜を祀ったのが多度大社の始まりだと言われており、
創建は雄略天皇の時代(西暦456~479年)であったと伝えられています。
 
 
各地の有力な氏族の祖神様
天皇家に忠誠を誓う各地の有力な氏族の祖神とされています。
多度神として祀る桑名市の「多度大社」周辺では、
平安時代初期頃には辺の総氏神として崇められていたとされます。
多度大社は祭神に天照大御神の御子神を祀っていることから、
「北伊勢大神宮」と呼ばれていたそうです。
 
 

別称

  • 多度神  (たどのかみ)
  • 北伊勢大神(きたいせのおおかみ)
 
 

神格

  • 日の神
  • 海の神
  • 風の神
  • 雨乞いの神
 
 

御利益

  • 農業、漁業、金属工業の守護
  • 産業開発
  • 祈雨
  • 海上の風難(台風)・水難・火難除け  など
 

祀られている神社

  • 出雲大神宮   (京都府亀岡市)
  • 藍那天津彦根神社(兵庫県神戸市)
  • 少部天津彦根神社(兵庫県神戸市)
  • 多度大社    (三重県桑名市)※本宮と摂社の新宮社
  • 桑名宗社    (三重県桑名市)
  • 厳島神社 客神社(広島県廿日市市)
  • 王子神社    (徳島県徳島市)
  • 室津神社    (高知県室戸市)
  • 北岡神社    (熊本県熊本市)
 

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