小豆粥(あずきがゆ)・望粥(もちがゆ)・桜粥(さくらがゆ)

粥(縁起の良い食べ物)

 

小豆粥

 
小正月に「小豆粥」を食べる習慣は、今も残っています。
小豆の優しい甘みとほのかな塩味の「小豆粥」は、
小豆の「赤」が邪気を祓うと言われ、
1月15日の「小正月」の他、
1月18日の「十八粥
(15日に作った小豆粥を残しておき再度餅を入れて食べる)、
12月23日の「大師講」に食べられてきました。
 
 
因みに「小豆粥」は、
満月の正月に食べるので「望粥」(もちがゆ)
小豆で薄紅に染まるので
「桜粥」(さくらがゆ)とも呼ばれています。
 
そして、出来上がった「小豆粥」の釜に、
篠竹や葦の管、また「粥掻き棒」を入れて、
粥の付いた状態を見て豊凶を占います。
(「粥占」(かゆうら)
 
 
小豆の「赤」はポリフェノールで、
毒素を排出する作用があるとされます。
小豆粥で無病息災!
 

 
<小豆粥の作り方>・・・オレンジページ参照
[材料] (作りやすい分量)
  • 小豆(乾燥):50g
  • 米     :1/2合(90ml)
  • 切り餅   :1個
 [1人分]熱量 92kcal / 塩分 0.6g
 
[作り方]
  1. 小豆はよく洗って鍋に入れ、
    かぶるくらいの水を加えて中火にかける。
    沸騰したら、ザルに上げる。
  2. 鍋に再び小豆を入れ、
    水4カップを加えて中火にかけ、
    沸騰したら弱火にする。
    蓋をせずに40~50分ゆで、小豆が柔らかくなったら、小豆とゆで汁に分ける。
  3. 厚手の小鍋に米と水5カップを入れ、
    弱火にかける。途中で混ぜずに、
    時々煮立つくらいの火加減に調節しながら、1時間程煮る。
    切り餅は1.5cm角に切る。
  4. 3. に小豆、ゆで汁大さじ3、餅、塩小さじ1/2強を加え、5分程煮る。
    餅が柔らかくなったら火を止めて、
    器に盛る。