あんぱん

日本を代表する菓子パンである「あんぱん」は、 「パン」という欧米から渡来した食文化と 「あん」という日本古来の素材が融合した、 和洋折衷の初めての「パン」です。 「あんぱん」の歴史 あんぱんの日 あんぱんの上には、なぜゴマやケシの実が? あんぱん…

桜(さくら)

卒業から入学の時期に咲く「桜」(さくら)は、 日本の春の花代表とも言える花で、 「国民に最も愛好され、 その国の象徴とされる花」とされる 「日本の国花」です。 桜の種類は600種以上 桜の基本情報 名前の由来 「木花之佐久夜毘売」(このはなのさくやび…

河津桜(かわづざくら)

静岡県の伊豆半島は、温暖な気候に恵まれ、 「河津桜」(かわづざくら)という、 2月初旬から開花する早咲きの桜で有名です。 「河津桜」は開花から落花まで1ヶ月と、 とても長く桜を楽しめるだけでなく、 花が大きく色鮮やかなことから人気です。 満開の期…

彼岸桜(ひがんざくら)

彼岸桜(ひがんざくら) 「緋寒桜」(ひかんざくら) 江戸彼岸(えどひがん) 桜はバラ科サクラ属(スモモ属)の落葉広葉樹で、 日本では固有種を含む10種の野生種を基本に、 変種を合わせると100種以上の自生種があり、 園芸品種は200種以上、 分類によっては…

春の女神「佐保姫」(さほひめ)

「佐保姫」(さほひめ)は 奈良の東にある佐保山や佐保川の女神で、 日本の春を司る女神です。 「佐保姫」(さおひめ)は、 霞の衣を織り、柳の糸を染め、 花を咲かせる女神と言われています。 そして山々の裾野にうっすらと広がる 「春霞」のことを 「佐保…

三色団子、花見団子

「三色団子」はその名の通り、 一本の串にピンク・白・緑の3色の お団子が刺さったもので、 「花見団子」と呼ばれることもあるように、 桜のお花見の時期になると 和菓子屋さんの店頭に並んでいるのを よく見かけます。 「花見団子」の始まり 三色団子の特徴…

桜餅(さくらもち)

「桜餅」とは、 小麦粉やもち米から作られた生地で 小豆あんをくるみ、塩漬けした桜の葉で包んだ 和菓子です。 鮮やかでキレイな桜色でいい香りのする、 春の季節には欠かせない和菓子ですね。 桜餅とは 関東風「長命寺桜餅」 関西風「道明寺桜餅」 桜餅の葉っ…

桜湯(さくらゆ)

お茶の中に桜の花が咲いたかのように見える「桜湯」(さくらゆ)。 「桜茶」(さくらちゃ)とも言います。 桜の花びらを塩で漬けた「桜漬け」に 湯を注ぐと、ふくよかな香りが立って 湯の中で花が開きます。 お湯の中で桜が開花していく様子が 「明るい未来…

稲荷寿司(いなりずし)

「稲荷寿司」(いなりずし)は、 甘辛く煮た油揚げの中に、酢飯を詰めた寿司の一種です。 「お稲荷さん」とか「信太ずし」、「狐ずし」などとも呼ばれています。 江戸時代より食べられており、庶民の食べ物として親しまれてきました。 簡単に食べられるとい…

小豆飯(あずきめし)

うるち米に 予めゆでておいた小豆を混ぜ、 塩とそのゆで汁を加えて炊いた 赤色のご飯、 または、ゆで小豆を 炊き上がりに混ぜたご飯のことで、 「はぎご飯」とも言います。 日本では古くから赤い色には 邪気を祓う力があると考えられていました。 加えてお米…

おはぎ・ぼたもち

お彼岸のお供えものの定番と言えば 「おはぎ」や「ぼたもち」。 いずれも、餅米とうるち米を混ぜて炊き、 適度に潰して丸めたものを 小豆あんで包んだ和菓子ですが、 季節によって呼び名や作り方が変わります。 ぼたもち おはぎ 夜船、北窓⁈ 半殺し、皆殺し⁈…

彼岸河豚(ひがんふぐ)

昔からフグが旬を迎えるシーズンは 「秋の彼岸から春の彼岸まで」と 言われています。 フグは世界で100種類以上、 日本では50種類程と言われており、 そのうち日本で食用とされるものは22種類。 linderabella.hatenadiary.com その中に、「彼岸河豚」(ひが…

彼岸そば(ひがんそば)

お彼岸の行事食と言えば、 「ぼたもち」「おはぎ」ですが、 最近では「彼岸蕎麦」(ひがんそば)も 広まっています。 季節の変わり目は、気温や湿度の変化から 体調を崩しやすいため、 春と秋の彼岸に胃腸に優しい蕎麦を食べて、 内臓を清め、 体調を万全に…

彼岸団子(ひがんだんご)

お彼岸のお供え物と言えば、 春は「ぼたもち」、 秋は「おはぎ」が定番ですが、 白くて丸い団子を複数個を積み上げて お供えすることがあります。 彼岸団子(ひがんだんご) 「彼岸団子」を供える日 お供えする団子の個数 一般的には「6個」 冥福を祈る「7個…

初彼岸(はつひがん)

人が亡くなってから、 四十九日を終えて初めに迎える彼岸を 「初彼岸」(はつひがん)と呼びます。 四十九日を迎える前に「彼岸」が来た場合は、「初彼岸」にはなりません。 例えば、故人が11月に亡くなった場合は 翌年の春が「初彼岸」になります。 「初彼…

御料具膳(おりょうぐぜん)

「御霊供膳」とは いつお供えする? 御料具膳の料理について 御霊供膳の基本は一汁三菜 5つの器と盛り付ける料理 宗派で異なるお膳の並べ方 使うのを避けたいタブー食材 下げるタイミング いつ下げる? 下げた料理は食べる?捨てる? 「御霊供膳」とは 「御…

連翹(れんぎょう)

春の訪れを教えてくれる 黄色い花を咲かせる木には、 蝋梅ろうばい、黄梅おうばい、金縷梅まんさく、三椏みつまた、山茱萸さんしゅゆ、 ミモザなどたくさんあります。 それらの中で最も色鮮やかなのは、 黄金の鈴のような花を枝一杯につける 「連翹」(れん…

ミモザ

ミモザ(アカシア) ギンヨウアカシア(銀葉アカシア) フサアカシア パールアカシア 三角葉アカシア 「ミモザ(アカシア)」に因む世界の3つのイベント オーストラリアの国花「ゴールデン・ワトル」 イタリアでは3月8日は「ミモザの日」 フランス「ミモザ祭…

木瓜(ぼけ)

「木瓜」(ぼけ)は、古くにChinaから渡来した、 バラ科の落葉低木です。 春を招く縁起の良い花とされ、 鑑賞庭木として植えられる他、 鉢植えや生垣、盆栽、切り花などとしても 広く親しまれてきました。 早春に他の花に先駆けて咲くことから、 花言葉は「先…

桃の原産地 神の実 縁起物 桃の健康効果 美肌効果 アンチエイジング効果 保湿効果 むくみ解消 高血圧予防 便秘解消 疲労回復 ダイエット効果 リラックス効果 アロマ効果 季節の湯「桃湯」 3月3日の「上巳の節句」 は 別名「桃の節句」とも言って、 桃の花を…

蝋梅(ろうばい)

まだ寒い早春に可憐な黄色の花を咲かせる 「蝋梅」(ろうばい)は、China原産の落葉低木です。 Chinaでは、早春に花をつける「蠟梅」は、 「梅」「山茶花」「水仙」を加えて 「雪中四友」(せっちゅうのしゆう)と呼び、 縁起の良い花とされています。 風水では…

金縷梅(まんさく)

名前の由来 縁起樹 「金縷梅」(まんさく)は、日本を原産地とし、 沖縄県を除く日本各地の山野に生息する マンサク科の落葉小高木です。 黄色い錦糸卵のような花が一斉に咲き、 葉が落ちている時期に花が咲くので、 花はとても目立ちます。 また、黄色の他に…

草餅(くさもち)

鮮やかな緑色と爽やかな香りの「草餅」。 餅にゆでたヨモギの葉を混ぜ込んだもので、 餅の中に餡を詰めたものもあります。 「よもぎ」は、 古くから邪気や病気を祓うと考えられ、 また様々な有効成分を含むことから、 薬草としても重宝されてきました。 草餅…

梅(うめ)

厳寒の中で、他の花に先駆けて咲く 香り高い「梅」は、 『万葉集』に多く詠まれるなど、 縁起の良い花として愛好されてきました。 梅の基本情報 縁起木 梅の歴史 梅見 梅=白梅 梅の別名・異称 春告草(はるつげぐさ) 初名草(はつなぐさ) 好文木(こうぶ…

辛夷(こぶし)

日本原産で、各地の山林に自生する モクレン科の落葉高木。 蕾が拳に似ているので、「辛夷」(こぶし)という 名が付けられたと言われています。 苞(ほう)の膨らみが筆に似ていることから 「木筆」とも書きます。 蕾を人の拳(こぶし)に見立て、 「握りこぶ…

幣帛(へいはく)

「幣帛」(へいはく)とは、祭祀において 神々に対する祈願などのために奉られる ものです。 「幣」「帛」が、 共に布に因む意味を持つことから、 元々は布地を表した語で、 古くより絹や麻、木綿(ゆう)などの布帛を 柳筥(やないばこ)に納めてお供えをし…

余寒見舞い

「立春」になると「寒」は明け、 暦の上では「春」を迎えてはいるものの、 まだ残る寒さを「余寒」(よかん)と言います。 「春寒」(はるさむ)や「春浅し」(はるあさし)もほぼ同様の内容です。 www.linderabell.com 「立秋」後の暑さを 「秋暑」(しょう…

柊(ひいらぎ)

「柊」(ひいらぎ)は、 モクセイ科の常緑小高木です。 葉に鋸の歯のような 鋭いギザギザした棘があることから 邪気を払う木として 庭や生垣に植えられてきました。 柊(ひいらぎ) 名前の由来 魔除けの効果 柊鰯 縁起木 クリスマスの「ヒイラギ」と節分の「…

鷽替え神事(うそかえしんじ)

「初天神」の日には、 「天神さん」の名で親しまれ、 学問の神様として知られる 菅原道真公を御祭神とした、 日本各地にある「天満宮」や「天神社」で、 「鷽替え神事」(うそかえしんじ)が行われます。 「鷽替え神事」(うそかえしんじ)とは 「鷽鳥」(う…

初大師(はつだいし)

「初大師」(はつだいし)とは、 その年最初の弘法大師の縁日ことです。 1月21日に開催され、 「初弘法」(はつこうぼう)とも呼ばれます。 この日は神奈川県の川崎大師や 京都府の東寺(教王護国寺)は、 多くの人で賑わいます。 毎月21日は、大師、真言宗…