あんぱん

日本を代表する菓子パンである「あんぱん」は、 「パン」という欧米から渡来した食文化と 「あん」という日本古来の素材が融合した、 和洋折衷の初めての「パン」です。 「あんぱん」の歴史 あんぱんの日 あんぱんの上には、なぜゴマやケシの実が? あんぱん…

桜の文様

桜の花が観賞されるようになったのは平安時代ですが、 貴族達はそれまでの「梅」に加えて「桜」を愛でるようになり、 文学や美術にも登場します。 当時の桜は「山桜」で、文様もそれを意匠化したものですが、 次第に「八重桜」や「枝垂桜」など種類が増え、 …

桜茶(さくらちゃ)

結婚式の控室や出産祝いの席など、 おめでたい場所で飲むことが多い「桜茶」。 湯飲みに浮かぶピンクの花びらがとてもかわいいですよね。 桜茶とは 桜茶の入れ方 桜茶とは 「桜茶」とは、桜の花の塩漬けにお湯を入れて作った飲み物です。 「桜湯」とも呼ばれ…

桜(さくら)

桜(さくら)は卒業から入学の時期に咲く、 日本の春の花代表とも言えるような樹木です。 「国民に最も愛好され、その国の象徴とされる花」とされる 「日本の国花」でもあります。 桜は種類が多く、自生している種類だけでも15種類位あります。 園芸用に品種…

おはぎ・ぼたもち

お彼岸のお供えものの定番と言えば 「おはぎ」や「ぼたもち」。 いずれも、餅米とうるち米を混ぜて炊き、 適度に潰して丸めたものを小豆あんで包んだ和菓子ですが、 季節によって呼び名や作り方が変わります。 ぼたもち おはぎ 夜船、北窓⁈ 半殺し、皆殺し⁈ …

菜の花

春、一面に広がる黄色い菜の花畑は、 代表的な春の風物詩です。 実は「菜の花」という名前の花はなく、 アブラナ科アブラナ属に分類される植物の黄色い花の総称で、 「花菜」(はなな)とも呼ばれています。 菜の花 菜の花の歴史 食用の菜の花(菜花) 菜の…

桜餅(さくらもち)

「桜餅」とは、 小麦粉やもち米から作られた生地で小豆あんをくるみ、 塩漬けした桜の葉で包んだ和菓子です。 鮮やかでキレイな桜色でいい香りのする、 春の季節には欠かせない和菓子ですね。 桜餅とは 関東風「長命寺桜餅」 関西風「道明寺桜餅」 桜餅の葉…

お彼岸のお墓参り

お彼岸と言えば、やはり「お墓参り」ですね。 ただ、中日の「春分の日」や「秋分の日」には 「お墓参り」をする方が多いため、霊園が混雑して、 慌てて「お墓参り」を済ませてしまうということも あったのではないでしょうか? お彼岸の「お墓参り」は、お彼…

六波羅蜜(ろくはらみつ)

「六波羅蜜」(ろくはらみつ)とは、 この世に生かされたまま、仏様の境涯に到るための 六つの修行をいいます。 「波羅蜜」とは、 煩悩・迷いの世界である「此岸」(この世)を離れて、 今生きているこの身このままに、 悟りの境地である「彼岸」に到るよう…

春の女神「佐保姫」

「佐保姫」(さほひめ)は 奈良の東にある佐保山や佐保川の女神で、 日本の春を司る女神です。 「佐保姫」(さおひめ)は、 霞の衣を織り、柳の糸を染め、 花を咲かせる女神と言われています。 そして山々の裾野にうっすらと広がる「春霞」のことを 「佐保姫…

河津桜(かわづざくら)

静岡県の伊豆半島は温暖な気候に恵まれ、 「河津桜」(かわづざくら)という早咲きの桜が二月初旬から開花し、 一カ月を経て満開になります。 花を長く楽しめて、更に花が大きく色鮮やかなことから人気です。 今年、令和4年は寒さの影響で開花のペースが比較…

初節句(はつぜっく)

「初節句」とは、 誕生後、初めて迎えるの節句のことです。 初節句 初節句のお祝い 贈る時期 誰が贈るのか 初節句の飾り 初節句の祝宴 初節句 「初節句」(はつぜっく)には、 女の子は3月3日の「上巳の節句」(桃の節句、雛祭り)、 男の子は5月5日の「…

草餅

鮮やかな緑色と爽やかな香りの「草餅」。 餅にゆでたヨモギの葉を混ぜ込んだもので、 餅の中に餡を詰めたものもあります。 「よもぎ」は、古くから邪気や病気を祓うと考えられ、 また様々な有効成分を含むことから、 薬草としても重宝されてきました。 草餅…

香川県「おいり」

「おいり」とは、 ピンク・赤・黄・緑・白・紫・青の七色がカラフルで可愛らしい、 もち米で作った丸くて可愛らしいお菓子です。 香川県の西讃では、昔から結婚式で配られてきた縁起物です。 「おいり」がきれいだと、お嫁さんも美しいと言われています。 お…

金平糖

星のような形で大変可愛い「金平糖」。 「金平糖」は縁起物のお菓子です。 「金平糖」が縁起物になった由来とご利益について紹介します。 金平糖の由来 金平糖が縁起物になった理由 高級菓子だったから 皇室の引き出物にされているから 製造過程にそのヒント…

三月三日は「桃の節句」。 桃の花を飾ったり、桃花酒を飲む習慣があります。 食べても美味しい「桃」ですが、 「桃」は多くの実がなることから多産の象徴と言われ、 その生命力から、 「不老長寿」、「魔除け」の力があると考えられました。 桃の原産地 神の…

菱(ひし)

「菱形」は2方向の平行線が交わって生まれる幾何学文様で、 連続すると「斜め格子」とか「襷文様」などと呼ばれます。 池沼に自生する水草「菱」の葉や実の形を文様化したものという 説があります。 水草の菱は繁殖力の強い特徴があることから、 「子孫繁栄…

達磨(だるま)

「だるま」は昔から、 七転び八起きの縁起物として親しまれてきました。 目無しのものに片目を書き入れ、 願いが叶った際に、両目を入れる達磨は、選挙などでお馴染みです。 これは片目を墨で黒くすると 達磨が人に代わって苦労してくれるとする考えによるも…

余寒見舞い

「立春」になると「寒」は明けますが、 2月の寒さは、 季節が春になってもまだ残る「余寒」(よかん)とされます。 「余寒」は、「春寒」(はるさむ)や「春浅し」(はるあさし)とも 言います。 ただ同じ寒さでも、「余寒」と言うと、 もうこの冷え込みも…

福茶(ふくちゃ)

縁起物 「福茶」は、元旦に汲んだ「若水」を沸かして 茶を飲む習慣のことを言います。 「福茶」の起源は平安時代に遡り、 疫病に侵された天皇が、 観音像に供えられたお茶を飲み回復したことから、 これに倣って1年の邪を払うために、 お正月に特別なお茶を…

鬼は柊の葉が苦手

今週のお題「鬼」 「柊」(ひいらぎ)は、 葉の縁が鋸の歯のようにギザギザしているのが特徴の 常緑高木です。 原産地は日本やChina。 古くから邪鬼の侵入を防ぐと信じられ、 庭木として人気があります。 名前の由来 柊(ひいらぎ) 魔除け 柊鰯 縁起木 クリ…

初大師(はつだいし)

「初大師」とは、その年最初の弘法大師の縁日ことです。 1月21日に開催され、「初弘法」とも呼ばれます。 この日は神奈川県の川崎大師や京都府の東寺〔教王護国寺〕は、 多くの人で賑わいます。 毎月21日は、大師、真言宗の縁日です。 真言宗の開祖・弘…

初観音(はつかんのん)

毎月18日は観音様の縁日です。 中でも年の初め、1月18日の観世音菩薩の縁日は、 「初観音」と言って多くの信者が参詣する日で、 観音様を本尊とする寺では、様々な行事が行なわれます。 ところでなぜ観音様の縁日は18日になったのでしょうか。 宮戸川…

初閻魔・閻魔賽日・十王詣

毎月16日は「閻魔王」の縁日です。 閻魔賽日 初閻魔で知られる各地の寺院 閻魔とは 《参考》 閻魔賽日 特に正月や盆の16日は、「閻魔賽日」(えんまさいじつ)と言われ、 この日は「地獄の釜の蓋が開いて鬼も亡者も休む日」とされて、 罪人も責め苦を免れ …

小正月をめでたく彩る「餅花」

「餅花」(もちばな)とは、 小正月に、ヤナギ・ヌルデ・エノキ・ミズキなどの木の枝に、 小さく切った餅や団子をさして飾った縁起の良い飾り物です。 年頭に豊作や幸福を祈願する 「小正月」の行事のひとつとされています。 その土地の風習によって 付けて…

小豆粥(あずきがゆ)・望粥(もちがゆ)・桜粥(さくらがゆ)

粥(縁起の良い食べ物) 小豆粥 小正月に「小豆粥」を食べる習慣は、今も残っています。 小豆の優しい甘みとほのかな塩味の「小豆粥」は、 小豆の「赤」が邪気を祓うと言われ、 1月15日の「小正月」の他、 1月18日の「十八粥」 (15日に作った小豆粥を…

初巳(はつみ)

新年の最初の「巳の日」に行われる「初巳祭」。 この日、七福神の一つである 「弁財天」に参詣する風習があります。 弁財天が蛇を使者に用いたことに由来します。 弁財天 インド神話では、河川の女神「サラスヴァティー」と言われ、 水と豊穣の神として崇拝…

初金毘羅(初十日祭)

毎月10日は金毘羅神社の縁日ですが、 一年最初の初金毘羅の日にお参りをすると 特別な功徳やご利益が授かると言われています。 初金毘羅とは 金毘羅様 こんぴらさん 初金毘羅とは 毎月10日は「金毘羅さま」の縁日です。 参詣すると特別な功徳、御利益(ご…

初卯(はつう)

「初卯」は正月の最初の卯の日のことです。 東京では、 江東区亀戸にある亀戸天神社内の妙義社(御嶽神社)、 大阪では、 住吉区住吉にある住吉神社などに参詣し、 「卯の札」という神符を受けるならわしがあります。 江戸および近郊の 最も詳しい年中行事の…

成人の日

一生に一度の晴れの日、 「成人式」は人生で重要な節目です。 そんな大切な日である「成人式」を 今のようにお祝いするようになったのは いつ頃からなのでしょうか。 現在の「成人式」の由来 1月15日 1月の第2月曜日 令和5(2023)年の「成人式」 通過儀礼とし…