お彼岸のお墓参り

お彼岸と言えば、やはり「お墓参り」ですね。 ただ、中日の「春分の日」や「秋分の日」には 「お墓参り」をする方が多いため、 霊園が混雑して、慌てて「お墓参り」を済ませてしまうということもあったのではないでしょうか? お彼岸の「お墓参り」は、 お彼…

おはぎ・ぼたもち

お彼岸のお供えものの定番と言えば 「おはぎ」や「ぼたもち」。 いずれも、餅米とうるち米を混ぜて炊き、 適度に潰して丸めたものを 小豆あんで包んだ和菓子ですが、 季節によって呼び名や作り方が変わります。 ぼたもち おはぎ 夜船、北窓⁈ 半殺し、皆殺し⁈…

彼岸そば(ひがんそば)

秋のお彼岸の行事食と言えば、 「おはぎ」ですが、 最近では「彼岸蕎麦」(ひがんそば)も 広まっています。 季節の変わり目となるお彼岸に、 消化が良い超に優しい麺を食べて 体調を万全にしようという食養生です。 彼岸そば 「暑さ寒さも彼岸まで」 「蕎麦…

彼岸花、曼殊沙華

「彼岸花」とは 「彼岸花」 葉見ず花見ず 学名「リコリス」 曼殊沙華(まんじゅしゃげ) 不穏な別名 ①「毒花」「痺れ花」 不穏な別名 ②「死人花」「幽霊花」「地獄花」 その他 彼岸花の花言葉 「彼岸花」の名所 宮城県大崎市「羽黒山公園」 埼玉県日高市「巾…

コスモス

9月14日は「コスモスの日」です。 3月14日の「ホワイトデー」から ちょうど半年後であることから、 日本の記念日のひとつとして制定されました。 コスモス 「コスモス」の名前の由来 「コスモス」(cosmos)という名前 秋桜の名前の由来 なぜ「cosmos」には「…

勾玉

「勾玉」(まがたま)は、 古くから不思議な力が宿るとされ 魔除けや厄除け、悪霊から身を護るという 意味で身につけられてきました。 歴史 勾玉の語源 「勾玉」の形の由来 月の形を模したとする説 魂の姿を模した説 胎児の形を模した説 動物の牙を真似した…

鯨(くじら)

日本は海に囲まれた島国であり、 日本人は、海の幸を重要な資源として、 古来から活用してきました。 特に「鯨」(くじら)は、 捕鯨を通じて信仰が生まれ、 唄や踊り、伝統工芸から食文化まで、 多くの「鯨文化」が実を結び、 現代に伝承されています。 鯨…

引っ越し蕎麦

「引越し蕎麦」は 江戸時代中頃に江戸を中心に行われていた、 引越しの挨拶品として、 「蕎麦」や「蕎麦切手」という商品券を 向こう三軒両隣と大家さんに配っていた風習の 名残りと言われています。 東京を中心とした関東では、 昭和の初め頃まではよく行わ…

ずんだ餅(ずんだもち)

「牛タン焼き」「笹かまぼこ」と合わせて 「三大仙台名物」の一角「ずんだ餅」は、 枝豆を茹でて取り除いてすり潰し、 砂糖、塩、水を加えて作った餡を 餅と合わせた宮城県仙台市の郷土料理です。 宮城県の餅食文化 ずんだ餅 「ずんだ」とは 「ずんだ」とい…

出世魚(しゅっせうお)

「出世魚」(しゅっせうお)とは、 稚魚から成魚に成長するまでの間に 名前が変わっていく魚のことです。 出世魚とは? 出世魚の特徴 出世魚と呼ばれるのに必要な条件 代表的な出世魚「出世魚御三家」 ブリ スズキ ボラ ボラが語源の言葉 その他有名な出世魚…

金魚

日本の夏の風物詩「金魚」は、 縁起の良い魚です。 金魚を飼うだけでなく、 金魚をモチーフにしたお守り、 金魚グッズなどを携帯したり、 絵や写真を見るだけでも効果があると 言われています。 歴史 金魚の起源 「金魚」の名前の由来 金運アップのための金…

「みたらし団子」は縁起物

下鴨神社では、毎年夏になると 「御手洗祭(みたらし祭)」が行われています。令和5(2023)年は7月21日~7月30日です。 「団子」は縁起物 みたらし団子とは 串団子の団子の数の違い 5つ刺しの団子は関西圏に 4つ刺しの団子は関東圏 みたらし団子の風味・味 「…

鹿ヶ谷かぼちゃ供養

毎年「夏の土用」の7月25日には、 京都市左京区の鹿ヶ谷の安楽寺では、 「中風まじない鹿ヶ谷かぼちゃ供養」が 行われています。 鹿ケ谷南瓜(ししがたにかぼちゃ) 鹿ヶ谷かぼちゃ供養 由来 住蓮山安楽寺 鹿ケ谷南瓜(ししがたにかぼちゃ) 「鹿ヶ谷南瓜」…

風鈴(ふうりん)

日本の夏の風物詩のひとつ「風鈴」(ふうりん)。 家の軒下などに吊り下げ、風が吹く度に、 チリンチリンと鳴る、軽やか風鈴の音を 耳にするだけで本当に涼しくなった気がする のですから、不思議です。 涼しさの演出として飾られる「風鈴」ですが、 元々は「…

お中元

夏のご挨拶である「お中元」は、 道教の年中行事である「中元」が 起源とされています。 三元 日付(旧暦) 日付(新暦) 神徳 上元 1月15日 2月上旬~3月上旬 賜福(福を与える) 中元 7月15日 8月上旬~9月上旬 赦罪(罪を赦す) 下元 10月15日 11月上旬~…

「暑中見舞い」と「残暑見舞い」

「暑中見舞い」 暑中見舞いの起源や由来 暑中見舞いを出す時期 残暑見舞い 文例集 喪中の場合は? 「暑中見舞い」「残暑見舞い」への返事 「残暑見舞い」の時期も過ぎてしまったら 「暑中見舞い」 「暑中見舞い」とは、暑さが厳しい時期に、 普段なかなか会…

朝顔(あさがお)

夏に咲く花の代表「朝顔」は 縁起物としても知られています。 「牽牛子」(けんごし) 東京入谷の鬼子母神「入谷朝顔まつり」 園芸ブーム 第一次朝顔ブーム~文化・文政期 [1804~1830]~ 第二次朝顔ブーム~嘉永・安政期 [1848~1860]~ 明治期以降 「牽牛子…

雨降花(あめふりばな)

梅雨の季節になると、 雨の中で美しく咲く花々を、 日本人は「雨降花」(あめふりばな)と呼んで 愛でてきました。 「雨降花」(あめふりばな)と呼ばれる花は 沢山あります。 七十二候「乃東枯」の「乃東(靭草)」、 七十二候「菖蒲華」の 「菖蒲(アヤメ…

ハタハタ

秋田県の名産品である「ハタハタ」。 「鱗なし」「小骨なし」「身離れよし」の 3拍子揃った、優れものです。 ハタハタとは? 名前の由来 ハタハタの旬は年2回 ハタハタはクセが少なくておいしい! ハタハタ料理 焼き物 ハタハタの唐揚げ ハタハタの南蛮漬け …

梅干し

「梅干し」(うめぼし)は定番の縁起物です。 敬老祝いや長寿祝いなどの お祝い事のギフトとしてだけではなく、 結婚式のプチギフトや引き出物にも よく選ばれています。 縁起の良さ、内容量の多さ、賞味期限の長さ、 どれをとっても贈りやすい食べ物です。 …

鳴門柑(なるとかん)

「鳴門柑」(なるとかん)とは、 兵庫県淡路島の特産のみかんのことです。 幻の柑橘「鳴門柑」 「鳴門柑」の特徴 「鳴門柑」歴史 幻の柑橘「鳴門柑」 「鳴門柑」(なるとかん)は、 兵庫県淡路島特産の晩生柑橘です。 「鳴門オレンジ」や「鳴門みかん」、 「…

かっぱ巻き

巻き寿司の定番「かっぱ巻き」は、 「キュウリ巻き」とも呼ばれ、 胡瓜を芯とする細巻き寿司です。 「巻き寿司」「海苔巻き」 「太巻き」「細巻き」 かっぱ巻き 発祥 「かっぱ巻き」の語源 「巻き寿司」「海苔巻き」 一般的には、 巻き簾(す)の上に海苔を…

仏教三大聖樹

仏教の「三大聖樹」(さんだいせいじゅ)とは、 「無憂樹」 (むゆうじゅ)、 「菩提樹」 (いんどぼだいじゅ)、 「沙羅双樹」(さらそうじゅ)のことで それぞれの樹には、お釈迦さまと関係の深い エピソードがあります。 お釈迦様が生まれた所にあった木…

「伊達巻」(だてまき)

卵とはんぺんから作られる「伊達巻」(だてまき)。 渦巻き模様のふわふわとしていて、 見た目が華やかで可愛らしく、 ホッとする甘さの「伊達巻」は、 大人にも子供にも大人気のメニューです。 「伊達巻」とはどんな料理? 「伊達巻」とは 「関東」と「関西」…

上御霊神社御霊祭

都の「上御霊神社」(かみごりょうじんじゃ)は、 平安京遷都の際に桓武天皇の勅願によって 創建された神社で、通称「上御霊さん」と 親しまれています。 「上御霊神社」では、毎年5月1日から18日に 祭礼「御霊祭」(ごりょうまつり)が行われています。 この「御霊祭…

たけのこ

「たけのこ」は、成長が早く、 天に向かって真っすぐ伸びることから、 「子供がすくすく成長するように」とか 「将来の出世を願って」という意味がある 縁起物です。 たけのこ 筍?竹の子? 「筍」 「竹の子」 縁起物の「たけのこ」 真っ直ぐに伸びる 成長が…

神前結婚式(しんぜんけっこんしき)

神職が立ち会い、厳かな雰囲気の中で行われる 「神前結婚式」は明治時代に入ってから 始まりました。 明治33(1900)年に、 日比谷大神宮(現・東京大神宮)で行われた 皇太子・嘉仁親王殿下(後の大正天皇)と 公爵・九条道孝氏の令嬢、節子さまの ご成婚の慶…

初鰹(はつがつお)

南の海で生まれたカツオは、 春になるイワシの群れを追いかけて、 黒潮に乗って北上します。 3月から4月頃に九州、高知沖、 5月頃には伊豆、房総沖を通り、 6月頃には北海道の南まで辿り着くと、 Uターンして今度は産卵に備えて南下し、 10月、11月は 再び…

薬玉(くすだま)

旧暦5月5日は「薬日」(くすりび)と呼び、 薬草を摘む習わしがありました。 そして「端午の節句」には、種々の薬や 「麝香」(じゃこう)や「沈香」(じんこう)を玉にして 錦の袋に入れ、菖蒲や蓬の葉を飾りつけ、 五色の糸を垂らして飾って、 不浄を払い、邪…

粽(ちまき)・柏餅(かしわもち)

「端午の節句」の代表的な行事食と言えば、 小豆餡や味噌餡などの入った餅を、 柏の葉で包んだ「柏餅」(かしわもち)と、 笹の葉で細長いお団子を包んだ「粽」(ちまき)です。 「柏餅」と「粽」のどちらを食べるかは、 地域によって違いがあるようです。 …