正月

小正月をめでたく彩る「餅花」

「餅花」(もちばな)とは、 小正月に、ヤナギ・ヌルデ・エノキ・ミズキなどの木の枝に、 小さく切った餅や団子をさして飾った縁起の良い飾り物です。 年頭に豊作や幸福を祈願する 「小正月」の行事のひとつとされています。 その土地の風習によって 付けて…

小豆粥(あずきがゆ)・望粥(もちがゆ)・桜粥(さくらがゆ)

粥(縁起の良い食べ物) 小豆粥 小正月に「小豆粥」を食べる習慣は、今も残っています。 小豆の優しい甘みとほのかな塩味の「小豆粥」は、 小豆の「赤」が邪気を祓うと言われ、 1月15日の「小正月」の他、 1月18日の「十八粥」 (15日に作った小豆粥を…

初巳(はつみ)

新年の最初の「巳の日」に行われる「初巳祭」。 この日、七福神の一つである 「弁財天」に参詣する風習があります。 弁財天が蛇を使者に用いたことに由来します。 弁財天 インド神話では、河川の女神「サラスヴァティー」と言われ、 水と豊穣の神として崇拝…

初卯(はつう)

「初卯」は正月の最初の卯の日のことです。 東京では、 江東区亀戸にある亀戸天神社内の妙義社(御嶽神社)、 大阪では、 住吉区住吉にある住吉神社などに参詣し、 「卯の札」という神符を受けるならわしがあります。 江戸および近郊の 最も詳しい年中行事の…

初寅(はつとら)

初寅とは 信貴山朝護孫子寺 毘沙門天について インドの財宝の神様「クベーラ」 戦いの神様、四天王「多聞天」 七福神「毘沙門天」 北を守護する「十二天」のお一人「毘沙門天」 初寅とは 「初寅」(はつとら)とは、 その年最初の「寅の日」のことを言います…

出初式(でぞめしき)

「出初式」の歴史は、 江戸時代の万治2年1月4日(1659年2月25日)、 江戸の上野東照宮で、 「定火消」によって行われた「出初」が始まりと 伝えられています。 定火消(じょうびけし) 明暦3(1657)年、「明暦の大火」が発生し、 この火事で江戸の町はほと…

お年始とお年賀

正月三が日に、 ご挨拶に伺うことを「お年始」、 その時に贈るものを「お年賀」と言います。 「お年始」は、元々は、 農村部で行なわれて来たお正月の行事に由来します。 当時は「年賀」とも呼ばれ、 分家が本家に集まって、 「歳神様(年神様)」を祀って新年を…

三日とろろ

南東北や関東甲信越地方では、 1月3日に一年の健康を願って 「とろろ汁」や「とろろご飯」をいただく習わしがあります。 (1月4日に「とろろご飯」を食べる 「四日とろろ」と呼ぶ地域もあるそうです。) 山芋をすりおろした「とろろ」には、 胃腸を整え…

初竈・初炊ぎ・俎始(はつかまど・はつかしぎ・まないたはじめ)

元日に初めて竈を焚くことを「初竈」(はつかまど)と言います。 火や竈の神様に水を上げたり、塩で浄めたりして、 一年の火の用心を祈ります。 新年最初に飯を炊くことを「初炊ぎ」(はつかしぎ)と言います。 元日の朝はお雑煮を頂くので、元日の夜か2日…

初夢(はつゆめ)

初夢はいつ見た夢のことを示すかについては、 いくつか説があります。 大晦日の夜から元旦にかけて見る夢 元旦から2日の夜にかけて見る夢 正月2日の夜に見る夢 古来、大晦日は眠らずに元旦を迎えていたため、 初夢は元日の夜に見る夢を指していました。 そ…

書初め(かきぞめ)

書の上達を願い、1月2日に書をしたためる「書初め」。 「書初め」の起源は、 平安時代のの宮中における「吉書の奏」(きっしょのそう)です。 「吉書の奏」(きっしょのそう)とは、 改元・代替わり・年始など、物事が改まった節目に、 天皇に文書を奏上す…

買い初め(かいぞめ)・初買い

新年の最初の買い物が、 「買い初め(初買い)」です。 仕事始めとして、「初売り」や「初荷」がある1月2日。 目玉の一つは「福袋」で、1年の運試しの意味合いもあります。 「福袋」の由来 「福袋」の起源 「福袋」の由来 「福袋」は、「七福神」のお一人…

お年始とお年賀

正月三が日に、 ご挨拶に伺うことを「お年始」、 その時に贈るものを「お年賀」と言います。 「お年始」は、元々は、 農村部で行なわれて来たお正月の行事に由来します。 当時は「年賀」とも呼ばれ、 分家が本家に集まって、 「歳神様(年神様)」を祀って新年を…

鬼夜(おによ)

毎年1月7日、福岡県久留米市の大善寺玉垂宮で 「鬼夜(おによ)」が開催されます。 「鬼夜」とは、 仁徳天皇56(368)年1月7日、藤大臣(玉垂命)が勅命により 当地を荒し、人民を苦しめていた賊徒、 肥前国水上の桜桃沈輪(ゆすらちんりん)を 闇夜に松明を…

初日の出

一年の新しい始まり、 元旦の日に最初に昇る太陽のことを 「初日の出」と呼びます。 初日の出(はつひので)とは 令和5(2023)年初日の出情報 四方拝(しほうはい) ご来光 初富士 初曙、初明かり、初茜 初東雲(はつしののめ) 初空 初日の出(はつひので)…

お年玉

子供達にとって、 お正月にもらう「お年玉」は楽しみの一つです。 最近では、お盆にもお金をあげる「お盆玉」の習慣も 徐々に広がりをみせているそうです。(ヒエ~ッ!) 古くお年玉は現在のようにお金ではなく「丸餅」でした。 「お年玉」は元々、魂が宿っ…

初詣(はつもうで)

年の初めに神社やお寺にお参りする「初詣」。 お正月の「三が日」や「松の内」(7日または15日まで)、 遅くても1月中には「初詣」に行くという方が多いのではないでしょうか。 「初詣」の由来は、 平安時代からある「年籠り」(としごもり)という風習から …

初門出(はつかどで)

新年に初めて出掛けることです。 「初日の出参り」や「初詣」は勿論、 ちょっとした外出でも「初門出」と言って、 めでたいこととされています。 「門出」は人生の節目を迎える人に対して使われる言葉です。 「門出」には2つの意味があります。 1つ目は「…

若火・若火迎え

新年の行事として、 大晦日に歳神様の祭壇に供える灯明の火種となる 新しい火を起こし、 福茶や雑煮を作る竈の火を焚くための神聖な火を迎える 「若火迎え」という行事がありました。 昔は、大晦日の夜に 神社で大きな篝火(かがりび)を焚いたり、 民家でも…

福茶(ふくちゃ)

縁起物 「福茶」は、元旦に汲んだ「若水」を沸かして 茶を飲む習慣のことを言います。 「福茶」の起源は平安時代に遡り、 疫病に侵された天皇が、 観音像に供えられたお茶を飲み回復したことから、 これに倣って1年の邪を払うために、 お正月に特別なお茶を…

鏡餅

元旦には、「歳神様」(年神様)という神様が、 1年の幸福をもたらすために 各家庭にやってくるとされています。 そして、お迎えした年神様の依り代(よりしろ)、 つまり居場所が「鏡餅」なのです。 鏡餅とは 鏡餅の意味と由来 「鏡餅」飾り 裏白(うらじ…

お節料理

「おせち料理」の「おせち」とは、 「御節供」(おせちく)を略したもので、 元々は季節の節目となる「節日」(せちび)に 神様の供える食べ物のことでした。 「節日」(せちび)とは、 「元日」と「五節句」(人日・上巳・端午・七夕・重陽)のことで、 お…

両の物(料の物)

「両の物(料の物)」とは、 正月の祝い膳の左右に小さな土器(かわらけ)を配し、 そこに羊歯(しだ)や楪(ゆずりは)を敷いて、 「開豆」(ひらきまめ)と「開牛蒡」(ひらきごぼう)を盛りつけた物です。 「開豆」(ひらきまめ)とは、茹でた大豆のこと…

お雑煮

「お雑煮」は 歳神様(年神様)にお供えした「餅」のご利益を頂戴するために、 年神様(歳神様)の魂が宿った「餅」を 野菜や鶏肉、魚介などと一緒に煮込んで作る、 お正月には欠かせない料理です。 お雑煮の由来 「祝箸」(いわいばし) お雑煮 餅 お餅の意…

若水

「若水」は、元日の早朝に 井戸から水を汲んで神棚に供えることです。 またその水のことも「若水」と言います。 邪気を除くと信じられ 「福水・若井・初井・生華水」などとも呼ばれています。 水を頂くことは、命を頂くこと・・・。 そう感謝して、元旦にそ…

正月飾り(門松・かどまつ)

松や竹を筵で包み、荒縄で結んだ 「門松」や「松飾り」は 「年神様(歳神様)」がおいでになるための目印です。 全国的な風習として日本人にはお馴染みの正月飾りです。 平安時代、 「常緑の松は神様が宿る木」であり、 神様をお待ちするのに相応しいと考え…

正月飾り(注連縄・注連飾り)

「注連縄」(しめなわ)「注連飾り」(しめかざり)は、 「門松」と同じく代表的な正月飾りです。 ここは年神様をお迎えする神聖な場所という意味で、 神棚、玄関、床の間などに 「注連縄」を張ったり、「注連飾り」を飾ったりします。 「注連縄」には、 神様を…

正月飾り(年木・幸木・新木)

正月飾りには様々な種類があります。 その中に、「年木」「新木」「幸木」という 余り聞き慣れないお飾りがあります。 それぞれどの様な物なのか説明します。 「年木」(としぎ) お正月に歳神(年神)をお迎えする為に用意される、 お正月用の薪の事です。 …

大福梅(おおふくうめ)

京都市上京区に鎮座する北野天満宮では古くから お正月の準備を始める12月13日の「事始め」より 12月25日の「終い天神」の頃まで、 お正月の縁起物として「大福梅」(おおふくうめ)が お頒ちされています。 境内の梅を塩漬けしてカラカラになるまで干した「…