角杙神・活杙神

(つぬぐいのかみ・いくぐいのかみ)
「神代七代」(かみのよななよ)の第4代の神々とされ、
兄・角杙神つぬぐいのかみが男神、妹・活杙神いくぐいのかみが女神です。
伊邪那岐命・伊邪那美命が出現するまでの国の状態の変化を表象した神々です。
 
 

どんな神様?

 
「クイ(クヒ)」は「芽ぐむ」などの「クム」で、
「角ぐむ」は角のように芽が出始めるという意味で、
「活ぐむ」は生育し始めるという意味で、
 
宇比地邇神うひぢにのかみ須比智邇神すひぢにのかみ
「泥土」を神格化した存在であり、
続く4代の角杙神つぬぐいのかみ活杙神いくぐいのかみ
その泥土から生命が兆す様子を表し神格化した神名であると
されています。
 
 

別称

  • [兄]角杙神 [妹]活杙神 ・・・『古事記』
  • [兄]角樴尊 [妹]活樴尊 ・・・『日本書紀』
 
 

角杙神・活杙神をお祀りする神社

  • 物部神社・神代七代社 (島根県大田市川合町)
  • 宮浦宮(みやうらぐう) (鹿児島県霧島市福山町)