道反之大神

(ちがえしのおおかみ)
黄泉の国と現世の間にある岩の名前。
 
 

どんな神様?

 
伊耶那岐神が黄泉国から逃げ還った際、
伊耶那美神に追われて、現世と黄泉を隔てるために
黄泉比良坂よもつひらさかを塞いだ「千引の石ちびきのいは」につけられた名前です。
黄泉の国を塞ぐ「大神」という意味です。
黄泉の穢れが現世に湧き出るのを防ぐ神であり、
塞の神(村境や峠などに置かれる外部からの疫病や悪霊などを防ぐ神)の
源流と考えられます。
 
 

別名

  • 黄泉戸大神 (よみどのおおかみ)   ・・・古事記
  • 泉門塞之大神(よみどのさえのおおかみ)・・・日本書紀
  • 道返大神  (ちがえしのおおかみ)
 
 

道反之大神をお祀りする神社

  • 栗原神社 (神奈川県座間市)
  • 洲原神社 西本殿(岐阜県美濃市)
  • 羽咋神社 (石川県羽咋市)
  • 船路八幡宮(山口県山口市)

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