現在の神社体系

戦後になり、国家と神道の結びつきは禁止され、
伊勢神宮を中心に神社が集まって
民間の宗教団体である「神社本庁」が設立されました。
但し、神社本庁に属していない神社もあります。
 

 

神社本庁

神社本庁は
全国8万社と言われる神社を包括する民間の宗教法人です。
全国の神社の総括事務をはじめ、氏子や神職の育成など、
関連団体と連携しながら神道の次世代への継承を担う、
中心的な役割を果たしています。

神社庁

各都道府県には
神社本庁の地方機関としてそれぞれの神社庁を置き、
神社に関する事務をとる他、
市や郡に支部を置いて地域の振興をはかるための業務を行っています。

www.jinjahoncho.or.jp

 

神社本庁被包括神社

神社本庁の包括化の神社。
約8万社。

www.jinjahoncho.or.jp

 

別表神社

神社本庁被包括神社のうち、
神職の人事などで特別な扱いをされる神社。
「神社本庁規定」の別表に記載されています。約350社。
 

単立神社(たんりつじんじゃ)

神社本庁など包括的な宗教団体に属さない神社。
約2000社。
小さな祠なども含めると約20万社ともされています。
著名な単立神社
金刀比羅宮(香川県琴平町)、鎌倉宮、日光東照宮、靖国神社、
富岡八幡宮、武蔵御嶽神社、気多大社、伏見稲荷大社
 

勅祭社(ちょくさいしゃ)

祭祀に際して天皇により勅使が遣わされる神社のこと。
但し、毎年五大祭に勅使が遣わされる「伊勢神宮」は別格とされて
勅祭社に含めません。
「別表神社」15社と「単立神社」1社を加えた16社
 賀茂別雷神社、賀茂御祖神社、石清水八幡宮、
 春日大社、熱田神宮、出雲大社、氷川神社、鹿島神宮、
 香取神宮、橿原神宮、近江神宮、平安神宮、明治神宮、
 宇佐神宮、香椎宮、靖国神社
 

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