新築や中古の家に関わらず、
新しい家に入居する際には、必ず家のお祓いを行います。
地域によっては、「火入れ、家移り、家祓い」などとも言われ、
新築した家屋やアパート、中古住宅、建売住宅などを祓い清め、
末永く安全堅固であることと、家族の健康と繁栄を祈願します。
会社の家屋が完成した場合は「竣工祭」を、
事務所開所の場合には「事務所開き」のお祓いを行い、
家屋の安全と社運隆昌などを祈願します。
なお、お祭りを行う場所は、
新たに神棚を設けて神様をお祀りして行うのが通常ですが、
神棚をまだ設けていない場合は、
床の間のある部屋あるいは居間などで行います。
会社の場合は、神棚を設ける部屋が望ましいのですが、
参列者が多い場合は会議室などを臨時の祭場としてお祭りを行います。
新宅祭は以下のような式次第で進行します。
- 開式の辞
- 修祓 (しゅばつ)
- 降神 (こうしん)
- 献饌 (けんせん)
- 祝詞奏上(のりとそうじょう)
- 清祓 (きよめばらい)
- 玉串奉奠(たまぐしほうてん)
- 撤饌 (てっせん)
- 昇神 (しょうしん)
- 閉式の辞
- 神酒拝戴(しんしゅはいたい)
所要時間は20~30分程度。
一般住宅の場合はごく身内でするのが慣例のようです。
服装は平服が一般的です。