出産祝い(しゅっさんいわい)

「出産祝い」を行う時期は、
出産日の7日後から生後1か月くらいの間です。
 
子供は「神様からの預かりもの」と言われるように、
昔は自分の子供であっても、
「神様の子を預かり、
一人前になるまで神様に代わって育て上げる」という意識があり、
誕生は家だけではなく、地域社会の祝いごとでした。
 
 

出産の報告

赤ちゃんの誕生を心待ちにしていた人には、
なるべく早く赤ちゃんが生まれたことを知らせたいもの。
とはいえ、出産後すぐは母子ともに不安定な時期なので
無理は禁物!
身近な人から順番に行いましょう。
 

入院中

まずは、身内に連絡。
親戚などには、赤ちゃんのお父さんや祖父母から
連絡してもらうといいでしょう。
 

退院後

親しい人には、電話やメールで知らせるのもいいでしょう。
目上の人やかしこまった相手には、
封書で知らせるのがマナーと言われています。
出産前に、予め宛先リストを作っておくと楽ですね。
 

季節の挨拶状で

普段余り付き合いのない人などには、
出産後すぐに報告するのも・・・。
さりげなく報告したい時には、
暑中見舞いや年賀状などに一言添えて送りましょう。
 

報告すること

ハガキでも封書でも、報告すべきことは次のようなものです。

  • 生まれた日
  • 性別
  • 体重
  • 名前(読みにくい名前にはふりがなを)
  • 母子の健康状態を書いて、安心していただきましょう
  • 妊娠中にお世話になっていたら、そのお礼も忘れずに
 
 

お産のお見舞い

出産直後のお見舞いは、身内以外は控えた方が良いとされます。
現代では、産婦への労いの気持ちも大切な要素。
母子ともに不安定な時期なので、
訪問する場合はタイミングに配慮し、滞在は短めに。
赤ちゃんは抵抗力も弱いので、風邪を引いている場合や、
感染症に罹りやすい幼児を伴っての訪問は避けましょう。
面会時間など、病院の基礎気を守ることは勿論、
他の赤ちゃんやお母さんの迷惑にならないように配慮しましょう。
赤ちゃんに触れたり、抱いたり、長居は禁物です!
 
 

お祝いを贈る

お母さんの体調を考えると、よほど親しい場合を除き、
お祝いは配送した方が良いでしょう。
また、お祝いは早い方がいいからと言って、
万が一・・・ということも考えて、出産前に送るのはやめましょう。
親族が、生まれてすぐに必要となる寝具などを贈る場合は、
出産前でも構いません。
 

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