お守り

 
「お守り」とは、一般的に社寺で販売されている護符や
お札が入っている小さい袋型の縁起物で、
神様の力が宿っているとされているものです。
神のご加護を得るために身に着けていたとされる「勾玉」が始まりで、
平安時代にはお守りは既にあったとされています。
 
 
正式名称は「守札」(まもりふだ)で、主に身に付けるか持ち歩きます。
「お守り」の中には、紙や木板で出来た
神様が宿る「御神璽」(ごしんじ)と言われるものが入っています。
「御神璽」(ごしんじ)とは、
各神社の神職さんがご祈祷されて「御霊入れ」(みたまいれ)されたものです。
この御神璽をひとつひとつ丁寧にお守り袋の中に入れて
出来上がったのが「お守り」なのです。
ですから「お守り」は、「売る」とは言わずに「お分けする」と言います。
 
 

お守りは沢山持っていてもいいの?

「お守り」はいくつまでなら持って良いというような決まりはありません。
基本的には持ちたいだけ持っても構わないものです。
但し、全く無計画に数多く持ち歩くのはおススメ出来ません。
好きな神社のお守りをいくつか持つのは構いませんが、
闇雲に収集するかのように
「お守り」を多数持つべきではないでしょう。
 
 

お守りの使い方

必ずこうしなければいけないという厳密な決まりはありません。
神様は使い方が違うからといって怒ったりされませんよ。
 
「肌守」(はだまもり)のように、
常に身に付けていつも持っていることが前提のものは
身体の上半身が基本です。
ズボンのポケットなどは避けます。
上半身であれば下着の内側でも問題ありません。
 
「金運守」や「縁結び守」などは持ち歩くもので、
バッグや財布などに入れたり付けたりします。
 
吸盤付きの「交通安全御守護」は
車のフロントガラスの隅などに貼り付け、
カード型のものはカードケースに入れておきます。
スタンド型のものはテーブルやタンスの上などに立てておきましょう。
 
 

「お守り」の使用期限

「お守りの効果は一年間」などという言葉をよく耳にしますが、
これも決まっている訳ではありません。
気に入った「お守り」であれば、何年間も持ち続けて悪い訳ではありません。
但し、破損したり汚れたりしたものを持ち続けるのはおススメ出来ません。
 

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