2021-06-09から1日間の記事一覧

縞(しま)

筋を平行に並べた、 あるいは縦横に交差させた連続模様のことで、 「よこ縞」と「たて縞」、「斜め縞」、「格子縞」があります。 室町時代から江戸時代にかけて輸入された「名物裂」の中に、 「間道」(かんとう)と呼ばれる異国情緒の「縦縞」があり、 これ…

御神輿(おみこし)

お祭りのシーズンになると「神輿」を威勢良く担ぎ 町内を練り歩く姿をよく見かけます。 神輿とは 神輿の起源 祭壇起源説 八幡神を乗せる神輿が起源 天皇の乗り物が起源という説 いろいろな神輿 神輿を担ぐ意味 魂振り(たまふり) 掛け声 御輿の練り歩き(「…

格子(こうし)

細い木を縦横に組んだ格子戸のような文様であることから、 「格子」の名で呼ばれることになりました。 元々は「格子縞」と言いました。 江戸時代には、縞の流行とともに、線の太さや密度などによって 格子のバリエーションが増えました。 印象的なのは、格子…

絵馬(えま)

「絵馬」とは、 ご祈願やお礼参りの際に神社に奉納する 絵を描いた板のことです。 おみくじを結ぶのとは違って、 「奉納する」ものであるところがポイントです。 絵馬の起源 絵馬の正しい書き方 どこに書く? 縦書き?横書き? お願いごとはどのように書く?…

小さな点を前後左右に並べることによって、 生まれる文様もあります。 大小の点で文様を表した「霰文」(あられもん)、 絞り染めで点を表した「鹿の子文」(かのこもん)、 点の並べ方によって文様を表した 「鮫小紋」(さめこもん)や「行儀小紋」(ぎょう…

おみくじ

神社に参拝した際に 「おみくじ」を引き、運勢などを占われた方も多いかと思います。 一般に縦に長い四角や八角、または円形の箱をシャカシャカと振って 「おみくじ」を引きます。 「おみくじ」は「くじ」の一つ。 「くじ」とは、偶然を利用して、物事を機械…

お賽銭

「お賽銭」とは、願い事が成就した際に、 そのお礼として神仏に捧げる銭、お金のことです。 「賽」という字には、 「神仏へのお礼参り」、神仏から受けた恩恵に対して、 「報賽」(ほうさい)としてお金や物でお礼をするという 意味があります。 賽銭の起源 …

二拝二拍手一拝

「二拝二拍手一拝」は正式参拝の作法です。 「二礼」は深い礼(90度)で、 「拍手」は2回で、 最後にもう一度一礼をします。 「立礼」でも「座礼」でも同じ方法です。 但し、神社によっては作法は異なり、 例えば、出雲大社や宇佐八幡では、「四拍手」し…

灯籠(とうろう)

「灯籠」は神仏に灯明(とうみょう)を灯すためのもので、 石像や金属製で独立して境内に建つものと、 「釣灯籠」(つりどうろう)と言って、 拝殿や回廊に吊るされているものがあります。 春日大社、厳島神社、談山神社にある「釣灯籠」が有名です。 元々「…

産土神・氏神・鎮守神

一般に、土地の神様を 「産土神」(うぶすなさま)、「氏神様」(うじがみさま)、 あるいは「鎮守様」(ちんじゅさま)と呼ぶことが多いのですが、 それぞれ、どのような違いがあるのでしょうか。 「産土」(うぶすな)とは、それぞれの人がが生まれた土地…

檜垣(ひがき)

「檜垣」とは、 檜(ひのき)の薄板を 網代(あじろ)に編んで作った垣根のことを言います。 その網目の形を文様化したものは、 着物や帯の柄として好まれ、白生地の地紋にも用いられています。

御神木(ごしんぼく)

神社には必ずと言っていいほど巨木があります。 樹齢数百年どころか、千年、二千年という老木も珍しくありません。 古い樹木や巨木には、 精霊や神様といった「目には見えない尊いなにものか」が宿ると考え、 お供えをし、土地の人々を守っていただけるよう…

祭神と御神体

日本神道の神様は 、 「八百万の神」と言われるように実に多彩です。 海、山、川などの自然物から、 台所や鍋、釜、大工道具などの身近なものに至るまで、 全てに神様が宿っていると考えられてきました。 祭神 祭神の分類 主祭神・配祀神・勧請神 御神体 様…

紗綾形(さやがた)

「紗綾形」とは、 卍の字を斜めに崩し、組み合わせて連続模様にしたもので、 「卍崩し」「卍繋ぎ」「雷文繋ぎ」などとも呼ばれます。 桃山時代に明から伝わった織物「紗綾」の地紋に使われていたために この名が付けられました。 「不断長久」( 絶えること…

網目(あみめ)

「網目文様」は曲線を交差させ繋いだ形の文様です。 漁師の網の目の形になる事から「網目文様」と呼ばれるようになりました。 前後左右に連続するリズミカルな曲線が美しく、 江戸時代になってから文様に用いられるようになり、流行。 陶磁器の文様や小紋・…